山崎 正夫(やまざき まさお、1943年5月26日 - )は日本東京都出身の実業家。西日本旅客鉄道の5代目代表取締役社長である。
人物
JR福知山線脱線事故後の2006年に社長に就任。JR福知山線脱線事故の原因と考えられた井手正敬派による利益追求偏重の経営方針を徹底的に排除するため、「井手イズム」の一掃を目指し、次期社長有力候補と目されていた井手派の副社長・丸尾和明を子会社(日本旅行)へ転属させた。また、2009年7月には記者会見で「井手氏とは基本的に縁を切る」と述べ、事故の責任をとって相談役を退任していた井手について、さらにジェイアール西日本総合ビルサービスなど関連会社2社との顧問契約も7月末で解除することを明らかにするなど、井手派の徹底的な排除を断行し、同社の企業風土変革に尽力した。なお、後任となる佐々木隆之も山崎の考えを継承している。しかしながら、JR福知山線脱線事故の刑事責任を問われ(鉄道本部長時代の当該事故区間の線路付け替えに関し、急カーブであったのにATS-Pの設置が遅れたことが事故原因の一つとされた)在宅起訴されたことで、2009年に社長職を退いた。2012年に神戸地方裁判所(岡田信裁判長)より無罪判決、神戸地方検察庁は控訴を断念したため無罪が確定した。
略歴
脚注
- 先代
- 垣内剛
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- 西日本旅客鉄道社長
- 第5代:2006年 - 2009年
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- 次代
- 佐々木隆之
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