岩松 了(いわまつ りょう、1952年3月26日 - )は、日本の劇作家、演出家、俳優、映画監督。長崎県東彼杵郡川棚町出身。長崎県立川棚高等学校卒業、東京外国語大学外国語学部ロシア語学科中退。
オンシアター自由劇場→東京乾電池を経て、鈍牛倶楽部所属。
略歴・人物
1980年代後半から劇作家、演出家として頭角を顕す。
1989年、『蒲団と達磨』で岸田国士戯曲賞受賞。
1993年、紀伊國屋演劇賞受賞。
1998年、『テレビ・デイズ』で読売文学賞受賞。
1990年代からはテレビドラマや映画の脚本家・監督としても活躍。
脇役としての出演も活発で、三木聡作品には常連出演している。
竹中直人とともに、1990年から本多劇場にて舞台“竹中直人の会”を上演。『月光のつゝしみ』、『水の戯れ』など全9回に渡り脚本・演出を手掛けた。
2009年より兵庫県立ピッコロ劇団の代表を務めていることから、2018年に兵庫県文化賞を受賞した[1]。
2018年、『薄い桃色のかたまり』で第21回鶴屋南北戯曲賞受賞。
出演
映画
テレビドラマ
配信ドラマ
CM
監督・脚本・演出
映画
ラジオドラマ
テレビドラマ
オリジナルビデオ
- バカヤロー! V エッチで悪いか 第一話「真夜中のブレックファースト」(1994年)監督
演劇
- こわれゆく男(1993年、作・演出)
- 月光のつゝしみ(1994年、作・演出)
- テレビ・デイズ(1996年、作・演出)
- 虹を渡る女(1998年、作・演出)
- 水の戯れ(1998年、作・演出)
- 悪戯(2000年、作・演出)
- 隠れる女(2000年、作・演出)
- 夏ホテル(2001年、作・演出)
- 嵐が丘(2002年、脚本・演出)
- 「三人姉妹」を追放されしトゥーゼンバフの物語(2002年、作・演出)
- 月光のつ丶しみ(2002年、作・演出)
- ワニを素手でつかまえる方法(2003年、作・演出)
- シブヤから遠く離れて(2004年、作)
- アイスクリームマン(2005年、作・演出)
- 隣りの男(2005年、作・演出)
- マテリアル・ママ(2006年、作・演出)
- 船上のピクニック(2007年、作)
- シェイクスピア・ソナタ(2007年、作・演出)
- 死ぬまでの短い時間(2007年、作・演出)
- 恋する妊婦(2008年、作・演出)
- 箱の中の女(2008年、作・演出)
- マレーヒルの幻影(2009年、作・演出)
- シダの群れ(2010年、作・演出)
- 国民傘(2011年、作・演出)
- ルート99(2011年、作)
- アイドル、かくの如し(2011年、作・演出・出演)
- カスケード(2012年、作・演出)
- シダの群れ 純情巡礼編(2012年、作・演出)
- 泡(2013年、作・演出)
- 不道徳教室(2013年、作・演出)
- シダの群れ3 港の女歌手編(2013年、作・演出)
- 宅悦とお岩(2014年、作・演出)
- ジュリエット通り(2014年、作・演出)
- 結びの庭(2015年、作・演出・出演)
- 青い瞳(2015年、作・演出)
- 家庭内失踪(2016年、作・演出) - 望月[22]
- 薄い桃色のかたまり(2017年、作・演出) ※第21回鶴屋南北戯曲賞受賞[23]
- 市ヶ尾の坂-伝説の虹の三兄弟(2018年、作・演出)
- 二度目の夏(2019年、作・演出・出演)
- M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」(作・演出・出演、2021年10月22日 - 11月14日東京公演・本多劇場、11月18日宮城公演、20日 - 21日大阪公演、 23日島根公演、 25日山口公演、28日熊本公演、30日広島公演、12月4日 - 5日愛知公演) - 安西[24]
- 明後日「青空は後悔の証し」(2022年、作・演出、2022年5月14日 - 29日 シアタートラム / 6月4日・5日 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)[25]
- M&Oplaysプロデュース「クランク・イン!」(2022年、作・演出)[26]
- M&Oplaysプロデュース「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」(2023年6月3日 - 6月25日〈予定〉本多劇場 他、作・演出・出演)[27]
- M&Oplaysプロデュース「峠の我が家」(2024年10月25日 - 11月17日、本多劇場、作・演出・出演)[28]
著書
- 蒲団と達磨(1989年、白水社)
- お茶と説教 無関心の道徳的価値をめぐって(1989年、而立書房)
- 台所の灯 人とその一般性の徴候に寄せて(1989年、而立書房)
- 恋愛御法度 無駄と正直の劇的発作をめぐって(1989年、而立書房)
- 隣りの男 戯曲集(1992年、而立書房)
- 市ケ尾の坂 伝説の虹の三兄弟(1994年、而立書房)
- アイスクリームマン 中産階級の劇的休息(1994年、而立書房)
- スターマン・お父さんのお父さん(1995年、ペヨトル工房)
- 月光のつゝしみ(1996年、而立書房)
- 恋する妊婦(1996年、而立書房)
- 恋のためらい(1997年、ベネッセコーポレーション)
- 映画日和 竹中直人(1997年、マガジンハウス)
- 傘とサンダル(1998年、ポット出版)
- テレビ・デイズ(1998年、小学館)
- 五番寺の滝(1998年、ベネッセコーポレーション)
- 鳩を飼う姉妹(1999年、而立書房)
- 赤い階段の家 F.シューベルト「死と乙女」第二楽章をめぐって(1999年、而立書房)
- 食卓で会いましょう(1999年、ポット出版)
- 水の戯れ(2000年、ポット出版)
- 夏ホテル(2003年、ポット出版)
- シブヤから遠く離れて(2004年、ポット出版)
- 「三人姉妹」を追放されしトゥーゼンバフの物語(2006年、ポット出版)
- マテリアル・ママ(2006年、ポット出版)
脚注
出典
外部リンク
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カテゴリ |
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- 第1回 該当作なし
- 第2回 大橋喜一『楠三吉の青春』/小幡欣治『畸形児』
- 第3回 該当作なし
- 第4回 堀田清美『島』
- 第5回 該当作なし
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- 第64回 市原佐都子『バッコスの信女-ホルスタインの雌』/谷賢一『福島三部作 第1部「1961年:夜に昇る太陽」 第2部「1986年:メビウスの輪」 第3部「2011年:語られたがる言葉たち」』
- 第65回 該当作なし
- 第66回 福名理穂『柔らかく搖れる』/山本卓卓『バナナの花は食べられる』
- 第67回 加藤拓也『ドードーが落下する』/金山寿甲『パチンコ(上)』
- 第68回 池田亮『ハートランド』
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