『忍者じゃじゃ丸~銀河大作戦~』(にんじゃじゃじゃまるぎんがだいさくせん)はジャレコが1991年3月29日に発売したファミリーコンピュータ用ソフト。忍者じゃじゃ丸くんシリーズの1つである。
北米では『Squashed』のタイトルで発売された。
概要
主人公じゃじゃ丸とさくら姫が、宇宙の支配者・ドン・デストロイダを倒し宇宙の平和を取り戻すのが目的。全7ステージ構成。舞台は宇宙であるため、敵キャラやアイテム等にも一新されている。また、FC版の忍者じゃじゃ丸くんシリーズにおいては最後の作品となる。
ゲーム内容
システム
純粋なアクションゲームらしく、コンティニュー方式。Aボタンを押すとジャンプし、武器を振りおろして踏む攻撃が可能。Bボタンでアイテムを使用し、ボタンを押し続けることでその場で足踏みしてダッシュ、その勢いで大きくジャンプすることが可能。さらに押し続けることでキャラが回転(転がり)し、ダッシュと体当たり攻撃が可能になる。ただし、押し続けすぎると息切れを起こし、少しの間動けなくなる。十字キーの上ボタンで各ステージの最後に設置されているゴールゾーンへ入り、ステージクリアになる。
ポーズについては、スタートボタンを押し続けなければならない。
アイテム
- コスモ手裏剣
- 三日月形のブーメランを投げる。一定距離を飛んだ後いったんその場で滞空し、プレイヤーの元へ戻る。
- コスモショット
- 放物線を描く爆弾を投げつける。着弾すると一定時間その場で爆発し続ける。じゃじゃ丸はコメットショット(星形)、さくら姫はラブリーショット(ハート型)を投げる。
- コスモスーツ
- 被弾に1回だけ耐える。
- ホバホバの術
- 一定時間、空中をジャンプすることが可能になる。取得すると、コスモスーツも同時に取得。
- パルサーの術
- 一定時間、ジャンプが宙返りをしながら飛ぶものに変わる。通常のジャンプ攻撃に比べ、常に攻撃判定が出る。
- メカメカの術
- 一定時間、「メタル・ガマパックン」に変化する。ジャンプでしか移動できなくなるが、敵に近付くと食べて1UPする。
- トメトメ・タイムの術
- 一定時間、敵の動きを停止させる。
- 1UP
- 残機が増える。3UPが入っている箇所もある。
- 得点
- スコアが増える。
- 魔獣の素
- アルファベットが書かれたアイテム。3個集めると、ボス戦でプレイヤーをサポートする「お助け魔獣」を呼び出す事ができる。
- Aを3つ集めると登場。「衝撃音波」を吐きボスを威嚇する。
- Jを3つ集めると出現。「軽量音波」を吐き、これにプレイヤーが当たるとジャンプ力が上がる。
- Sを3つ集めると出現。「加速音波」を吐き、これにプレイヤーが当たると移動速度が上がる。
- 3つ集めた魔獣の素が揃っていないと出現。ぼーとしているだけで、何もしてくれない。
設定
ステージ構成
- WORLD・1 「はっけん!げつめんきち!!」
- WORLD・2 「げきせん!うちゅうのようさい!!」
- WORLD・3 「きょうふ!もえるわくせい!!」
- WORLD・4 「しんぴ!ほしくずのなぞ!?」
- WORLD・5 「へんてこ!でこぼこわくせい!!」
- WORLD・6 「かいき!うちゅうのはかば!!」
- WORLD・7 「たいけつ!ドンデストロイダ!!」
登場キャラクター
- じゃじゃ丸
- 忍者じゃじゃ丸くんシリーズにおける主人公。ダッシュ力が速いが、ジャンプ力が低い。
- さくら姫
- 本作はプレイヤーとして参戦。ジャンプ力が高いが、ダッシュ力が遅い。
他機種版
スタッフ
- プログラム:PRINCE・K、ぱいるだー いがしー、よしだ せんしゃのすけ
- グラフィック:さぼてん あつし、あいだ しょう、わたなべ・3
- サウンド:じゃんきー たかしば(高芝泰彦)、鈴木康行
- データマン:SOH、なのに まえかわ
- デバッグ・スペシャル:MYAU-KUN、DREAMER MIZU、でばっがーのみなさん
- スペシャル・サンクス:REVENGE OF JONATHAN、NOA しむら(志村正義)、ALL-JALECO-STAFF
- ディレクト:DICK SAKAMOTO
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計22点(満40点)[6]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.2点(満30点)となっている[7]。
項目
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キャラクタ |
音楽 |
お買得度 |
操作性 |
熱中度 |
オリジナリティ
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総合
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得点
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3.5 |
3.2 |
3.1 |
3.2 |
3.2 |
3.0
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19.2
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脚注