新潟交通のバス路線一覧(にいがたこうつうのバスろせんいちらん)
新潟交通が運行する高速バス・路線バス全路線についての一覧である。地域子会社の新潟交通観光バスが運行する路線については、新潟市中心部を発着する路線バスのみ掲載した(その他は新潟交通観光バス#運行路線を参照)。
新潟側の出発地は万代シテイバスセンターおよび新潟駅万代口。中央区中心部から国道7号(栗ノ木バイパス)を経由して、日本海東北自動車道・新潟亀田インターチェンジより各方面へ向かう。
北陸道・関越道方面の路線は以前、中央区の中心市街地を大回りで経由する運行経路となっており、バスセンター・新潟駅から古町、新潟市役所、新潟県庁を経由して、国道8号(新潟バイパス)女池インターチェンジより県外各方面へ向かっていたが、順次経路変更を実施し[1][2][3][4]、2015年(平成27年)7月16日の金沢線・長野線の経路変更[5]を以って、全路線が栗ノ木バイパス・新潟亀田IC経由となった。
一方、磐越道方面の会津若松線と仙台線は1997年(平成9年)10月2日の磐越道全線開通時から、日本海東北道方面の山形線は2002年(平成14年)10月21日の経路変更時から、この経路で運行している。
なお発着地によって、行き先側の県外バス各社と共同運行を行っている。
県内高速バス「ときライナー」9路線のうち2路線(子会社の新潟交通観光バス運行路線を含めると4路線)の運行を行っているほか、子会社とあわせて残りの5路線の運行業務支援を行っている。路線網の詳細はときライナーの記事を参照。
新潟交通グループが運行する路線バスのうち、新潟市中心部(BRT沿線の各ターミナル)発着の路線には、アルファベット1桁と数字2桁から成る3桁の系統番号が付与されている。アルファベットは運行方面、中1桁は路線番号、下1桁は運行系統を表しており、路線の全系統を表す路線番号は上2桁のみで表し、方面別のアルファベットごとにラインカラーが設定されている。詳細は以下の通りである。
運行種別は各停留所に停車する「各停」をはじめ、一部の停留所を通過する「快速」「区間快速」、一部の停留所を通過もしくはバイパス道路などを経由し、且つ中央区内の停留所でクローズドドアシステムを採用した「急行」のほか、通常新潟島の外を発着する郊外路線を新潟島の中心市街地まで乗り換えなしに直通する「ダイレクト便」(末尾D)、通勤・通学の利便性確保のため、高等学校や主要施設の近隣まで直通する「モーニングライナー」(末尾M)が設けられている。
運賃精算方式は、空港リムジン線(エアポートリムジン)や、新潟駅南口 - 新潟競馬場間など発着地間を直通する臨時バスが「前乗り・前払い」方式なのを除き、全て「後ろ乗り・後払い」方式(高速・急行車を使用する便は「前乗り・後払い」方式)。新潟交通グループのICカード「りゅーと」と、「Suica」をはじめとする全国10種類の交通ICカードは、市内中心部を発着する全ての定期路線と、郊外発着の一部路線で利用できる。ただし、路線バスの各種乗り継ぎ割引サービスは「りゅーと」のみが対象で、それ以外の精算方法は対象外となっている。現金・Suica等で、中央区中心部等での乗り継ぎ時に適用される「まち割60」による直通運賃での精算を希望する場合は、新潟市が発行する「のりかえ現金カード」が別途必要となる。
新潟交通が運行する全路線は、GPSによるバスロケーションシステムに対応している。但し、新潟交通観光バスが運行するローカル線の一部(新津駅や巻駅など、中央区中心部以外を発着する路線)と、臨時路線は対応していない。一般路線バスのロケーションシステムは各路線の主要バス停のほか、新潟市と新潟交通がNAVITIMEのシステムを使用して運用している「にいがた新バスシステム 時刻・運賃検索」(#外部リンク参照)の案内サービスで確認できる。また各路線の時刻・運賃は同サイトで検索できるほか、下表の「出典」に記載した事業者ウェブサイトでも確認できる。
以下の表では「番号」欄をクリックすることで各路線の概説へリンクできる。
※路線名に「★」が付いている路線は、新潟駅前の降車場が東大通(帝石ビル前)の路線。
※S20Mのみ★。
※S50Dのみ。それ以外は市役所前終点。
※S60Dのみ。それ以外は市役所前終点。
※W70D、W70M、W74急のみ。それ以外は青山終点。
※W80Mのみ。それ以外は青山終点。
※東明系統(E80、E81)のみ。それ以外は新潟駅前を経由しない。
主に新潟島の中心市街地周辺を走る市内線。
中央区の信濃川右岸側を主に走る路線や、江南区・秋葉区方面の路線である。
西区や南区方面の路線である。
東区や北区方面の路線である。
新潟交通が運行する郊外各地発の路線と、免許センター線、佐渡汽船線、空港リムジン線には、路線・系統番号は付与されていない。いずれも運行本数は1~10本程度と、番号付与路線と比べて少ない。
下記のものは特に多い臨時バスであり、他にもイベントに応じて様々な臨時バスが運行される。
新潟市中央区中心部を発着する一般路線バスにおいては、BRT路線「萬代橋ライン」の運行開始と既存路線の再編などを含む大規模なダイヤ改正を2015年(平成27年)9月5日に実施し「新バスシステム」を開業した。この際、既存路線では発着地や経由地が大幅に変更され系統番号も一新された。その開業以前の路線の情報を以下に記す。
前掲の新バスシステム開業前日の2015年9月4日までは、下記の路線を運行していた。
新潟駅、古町、新潟市役所などから市内中心部各方面に至る路線。
ほとんどの路線が新潟市内均一区間(運賃:大人200円)内で運行されているが、山ノ下線(4系統)・がんセンター線(5系統)・臨港町線(13系統)の山の下地内、中央循環線のうち市民病院方面(10系統)、西循環線のうち西部営業所方面(11・12系統)など、郊外区間へ乗り入れる便・路線もある。
新潟駅、万代シテイバスセンター、古町、新潟市役所から新潟市郊外及び近郊市町各方面に至る路線。路線網が市内中心部から放射状に伸びているため、当項目では系統番号順ではなく、方面別に北東側(北区、東区方面)から南西側(南区、西区方面)へ順に列記する。
なお郊外線の古町行きは路線によって行き先が異なるため、注意が必要である。市内中心部の詳細な運行経路は各路線の付記を参照。
国道113号(東港線・空港通り)、市道山の下東港線を軸に、新潟市北東部(東区北部=藤見・下山地区、北区北部=松浜・南浜地区)に至る路線。新潟空港、新潟競馬場方面への路線がある。空港線のうちエアポートリムジンは、新潟駅南口と新潟空港をノンストップで結ぶ(所要約25分)。
新潟県道3号新潟新発田村上線(旧7号・新発田街道)を軸に、新潟市東部(東区中部=木戸・大形地区、北区中部=濁川・豊栄地区)、新発田市方面に至る路線。
新潟県道3号新潟新発田村上線の南側を走る市道(前述の県道3号以前の国道にあたる)、新潟県道4号新潟港横越線(赤道)を経由して、新潟市東部(東区中部=木戸・大形地区)に至る路線。
国道49号と新潟県道5号新潟新津線(旧49号)を軸に、新潟市南東部(東区石山地区、江南区亀田・横越地区、秋葉区新津地区)、阿賀野市方面に至る路線。横越方面へは亀田駅からの乗換え利用も多い。
また、京ヶ瀬営業所管内の一部路線でも系統表示が行われている。
新潟県道51号新潟黒埼インター笹口線(笹出線)、新潟県道164号白山停車場女池線(和合線)、市道紫鳥線、弁天線を軸に、新潟市南部(中央区南地区、山潟地区、江南区亀田地区)に至る路線。鳥屋野潟南部の鳥屋野潟公園・新潟県スポーツ公園(デンカビッグスワンスタジアム、HARD OFF ECOスタジアム新潟など)、新潟市産業振興センター、新潟勤労者総合福祉センター(新潟テルサ)、新潟市民病院へは新潟駅南口から、りゅーとリンク・市民病院線(下記530~532系統)に乗車。
新潟県道1号新潟小須戸三条線(小須戸線)、新潟県道2号新潟寺泊線を軸に、新潟市南部(中央区西部=南地区、江南区西部=曽野木・両川地区、秋葉区新津地区西部・小須戸地区)に至る路線。全4路線5系統が運行されている。
鳥屋野線(4路線の総称)は以前バスセンター(前)発着で、市中心部 - 南高校前間は往路が小須戸線(水島町)経由、復路は昭和大橋・柾谷小路(古町)経由となっていた[31]。2007年11月1日からオムニバスタウン事業の一環で新潟駅前発着となり、経路も往路・復路とも柾谷小路経由に統一化された[36]。
曽野木団地内の循環経路は、2010年7月1日から反時計回りに変更された。これは終点の曽野木ニュータウンバス停周辺に新潟交通が所有していた土地(旧新交ストアー→セサミ→ドリームマート)が売却され、市道上のバスベイが撤去されるのに伴う措置である。
国道8号、新潟県道42号新潟黒埼インター線(旧8号)を軸に、新潟市南西部(西区坂井輪・黒埼地区、南区白根・味方・月潟地区)に至る路線。味方線の2系統は、以前新潟交通電車線の沿線だった区間の輸送を担う。
国道8号方面の大野白根線(大野線・白根線・味方線・木場線の総称)の各路線は以前バスセンター(前)発着で、往路は白根線の急行が東港線経由、平島方面系統が八千代橋・鍛治小路・川岸町通(BSN前)経由、復路は急行が昭和大橋・柾谷小路(古町)経由、平島方面系統がはくさん通り(白山駅前)・柾谷小路経由となっていた[31]。大野白根線が新潟駅前発着に変更されたのは、急行が社会実験により2006年10月1日から[37]、その他の平島方面系統はオムニバスタウン事業の一環で2007年11月1日から[38]。また同日から全路線往路・復路とも柾谷小路経由に統一化された。なお市役所前以西は急行が昭和大橋経由、平島方面系統がはくさん通り経由となっている。
また潟東・京ヶ瀬両営業所管内の路線のうち、新津駅発着の路線についても系統表示が行われていた(新潟交通観光バス#潟東営業所を参照)。
国道116号・新潟市道曽和インター信濃町線(西大通り)、国道402号(産業道路)、新潟県道16号新潟亀田内野線(旧116号・弥彦街道)、市道大堀線(大堀幹線)などを軸に、新潟市西部(西区北西部=坂井輪・内野・赤塚・中野小屋地区)に至る路線。新潟大学方面も含まれる。
行楽・イベント開催などに合わせて運行される臨時路線。
新潟市のバス路線網は、新潟市中心部を起点として放射状に構成。市内中心部の都市構造の関係上、新潟駅周辺を南北に縦貫する路線は1路線のみで(570系統)、郊外から市内中心部を経由して郊外へ至る路線はごく少ない。また郊外の交通拠点から郊外各方面へ至る路線も少なく、運行本数も少ない。
また新潟市中心部のバス発着地は大きく分けて4箇所あり、市内線の多くと西区、南区、江南区曽野木・両川地区、秋葉区小須戸地区方面への路線は「新潟駅万代口」、中央区南地区・山潟地区方面への路線は「新潟駅南口」、東区、北区、新発田市、江南区亀田・横越地区、秋葉区新津地区方面への路線は「万代シテイバスセンター」「古町」「市役所前」の3箇所から発着している。このうちバスセンター始発の路線は、往路と復路で経由地や行先が異なっており、復路のほとんどの便の行先は「古町」となっていた。これは古町への通勤・買い物客の輸送手段を確保するという大きな目的があることによる。またバスセンター・古町・市役所前発着の路線は新潟駅を経由しないため、駅の敷地内で直接乗り換えることは出来ないが、万代口から徒歩5分前後の圏内にほぼ全路線の停留所があり(駅前通、明石一丁目、バスセンター、万代町)、乗継ぎ客はそれらバス停を利用することになっていた。
市内中心部の中でも特にバスの運行本数が多いのが、新潟駅万代口~万代シテイ~古町間(東大通・萬代橋通り、柾谷小路)。バスは市内線・郊外線ともこの区間に集中して運行されていた。尚、郊外線の古町行は第四銀行本店前、新潟三越前、東堀通、新津屋小路(柾谷小路の1本上手側)など路線によって降車場が複数あり、注意が必要であった。
しかし一方、このように市内中心部のバスの発着地・経由地が全く統一されていないことから「どこからどのバスに乗ればどこへ行けるのかが全く分からない」「(郊外から)行きは古町まで直接行けるが、帰りはわざわざバスセンターまで歩くか、バスを乗り換えるかしなければならない」「路線構成がややこしく、慣れないと乗りづらい」という意見が多く、特に他市町村や他県からの観光客・買物客や、進学・転勤などで新潟市周辺に移住した利用者は、他都市ではあまり例のない路線構成や運行体制の煩雑さに戸惑うことが多いといわれていた。
こうした問題などから、新潟市は新潟交通グループ、新潟県警察などと共同でオムニバスタウン指定に向けた準備作業を進め、2007年6月4日に国土交通省から指定を受けた(全国で13番目)。今後2011年までの5箇年計画でこれらの問題を改善する施策を実施する予定とした(主な施策はオムニバスタウン#指定都市一覧を参照)。
2015年9月5日の「新バスシステム」開業では、これらの問題の大部分が解決されることになった。
新潟交通電車線
萬代橋ライン - りゅーとリンク(2015年9月4日まで)
N 長岡線 - T 十日町線*4 - K 柏崎線*1 - J 上越線 - I 糸魚川線*2 - S 東三条線*4 - B 燕線◆ - M 巻潟東IC駐車場線◆ - G 五泉村松線*3
東京 - 新潟線 - おけさ号 - 名古屋線 - 高崎線 - 長野 - 新潟線 - 富山線 - 金沢線 - WEライナー - 郡山 - 新潟線 - 会津若松 - 新潟線 - Zao号
東区 - 江南区 - 南区 - 西区 - 西蒲区
しも町循環バス - コミュニティ佐潟バス - 新発田市コミュニティバス◆ - 五泉市ふれあいバス◆
新潟駅バスターミナル - 万代シテイバスセンター - 青山
りゅーと - バスカード(廃止)
新潟交通観光バス - 新潟交通佐渡
新潟交通のバス路線一覧 - 新潟市の交通 - 万代シテイ - レインボータワー