新琴似屯田兵中隊本部(しんことにとんでんへいちゅうたいほんぶ)は、北海道札幌市北区新琴似にある郷土資料館。
1887年(明治20年)5月20日に、陸軍屯田兵歩兵第一大隊第三中隊が、札幌の北に位置した琴似村新琴似の地に入植する[1]。屯田兵兵士には、給与地が与えられ、蕎麦や麦およびジャガイモそして亜麻の栽培がなされた[1]。なお、屯田兵制度は、1904年(明治37年)に廃止となった[1]。
1886年(明治19年)頃にバルーンフレーム建築として建造され[2]、新琴似屯田兵中隊本部として使用されていた建物が、新琴似屯田兵村ゆかりの新琴似神社境内にて、1972年(昭和47年)に復元され、資料館となっている[3]。なお、1974年(昭和49年)4月20日には、札幌文化遺産に登録される[3]。
屯田兵らの生活農業用具を中心に約200点を展示している[4]。
北区歴史と文化の八十八選のうち、「2.水辺と開墾の道〈北・新川・新琴似・麻生コース〉」に属する「39.新琴似屯田兵中隊本部」として選定されている[5]。
所在地
- 所在地
- 北海道札幌市北区新琴似8条3丁目1-6
- アクセス
- JR新琴似駅より徒歩8分ぐらい、または札幌市営地下鉄南北線麻生駅徒歩8分~13分ほどで、西5丁目樽川通に面している。
開館案内
- 開館日
- 4月1日〜11月30日まで火・木・土曜日[4]
- 祝日の場合は休館[4]
- 開館時間
- 午前10時〜午後4時[4]
脚注
外部リンク