新田原基地(にゅうたばるきち、Nyutabaru Airbase)は、宮崎県児湯郡新富町大字新田19581に所在する航空自衛隊の基地。第5航空団等が配備されている。基地司令は第5航空団司令が兼務。
また、国内最強の技量を持つパイロットらで編成された飛行教導群のかつての本拠地であったことでも知られる。基地面積は9,135平方キロメートル。日米共同訓練のために滑走路の改修や隊舎などの整備が行われている[1]ほか、米軍普天間飛行場の「有事展開拠点機能」の移設先の一つに選ばれている[2]。元々は帝国陸軍航空部隊の新田原陸軍飛行場として建設されたもので、陸軍航空隊や落下傘部隊の教育施設であったが、大戦末期には特攻機の出撃基地として使われた[3]。
沿革
- 第3操縦学校分校(使用機:T-33)が設置
- 航空保安管制気象群新田原分遣隊が設置
- 新田原警務分遣隊が設置
配置部隊
- 西部航空方面隊隷下
- 航空救難団隷下
- 航空支援集団隷下
- 航空教育集団直轄
陸上自衛隊西部方面総監直轄
- 防衛大臣直轄部隊
航空管制
GND(地上)
|
275.8MHz
|
TWR(管制塔)
|
126.2MHz, 236.8MHz, 304.5MHz
|
APP(着陸)
|
120.1MHz, 120.9MHz 123.6MHz, 261.2MHz 362.3MHz
|
MET(気象)
|
344.6MHz
|
- APPは、国土交通省大阪航空局鹿児島空港事務所が担当。運用時間は、7:00~22:00。
- なお、2017年10月11日までは大阪航空局宮崎空港事務所が担当していた。(平成29年国土交通省告示第八百三十二号)
- GND, TWR, METは、航空自衛隊新田原飛行場 新田原管制隊が担当
- 周辺空域には特別進入管制区が設定されている。
航空保安無線施設
局名
|
種類
|
周波数
|
識別信号
|
新田原
|
TACAN
|
1184MHz
|
NHT
|
新田原
|
ILS
|
111.3MHz
|
INH
|
- 運用時間は、24時間である
交通
航空祭
- 地上展示では陸海空自衛隊や米軍の航空機を主に展示しているが、第5航空団基地業務群隷下の第5基地防空隊によるVADSの模擬射撃訓練をはじめとした、防空火器や基地警備車両の展示も行われる。過去には、陸上自衛隊の74式戦車(第8戦車大隊)の展示も行われた年もあった。
- 2014年には米軍のV-22"オスプレイ"が展示された。
- また、2016年10月に第301飛行隊の移駐に伴い、地元への感謝のしるしとして、例年の航空祭に加え『"さらば、ファントム"F-4EJ Final Demo』が行なわれた。
- 2021年には新型コロナウィルスで航空祭が中止となり、航空自衛隊への入隊に興味、関心がある人を対象とした新田原基地航空祭代替行事『ウィークエンド新田原』が行われた。
基地内駐車場は関係者・障害者のみで、事前に申し込む必要がある。なお、新田原航空祭名物の南側駐車場(他基地と比べ滑走路に極端に近い)は基地内工事の為2006年から使用中止となっている。
脚注
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
新田原基地に関連するカテゴリがあります。
空港情報 (ICAO:RJFN) |
---|
空港概要 | |
---|
気象情報 | |
---|
その他 | |
---|
航空自衛隊 Japan Air Self-Defense Force |
---|
幕僚機関 | | |
---|
部隊 |
|
---|
機関 |
|
---|
歴史・伝統 | |
---|
その他 | |
---|
|