春竹村(はるたけむら)は、熊本県の北部、飽託郡にかつてあった村である。
地理
歴史
経済
産業
- 農業
『熊本県各郡市町村蚕糸業一覧 明治28年』によると、春竹村の養蚕戸数は4戸、繭産額は12石、製糸戸数は1戸である[1]。
- 商業
『日本海陸物産商名鑑』によると、春竹村の米穀商は上農幸七がいた[2]。
- 屠場
春竹村の春竹屠畜場は被差別部落と密接な関係性をもっていた[3]。明治以前から春竹村の一部に被差別部落のあったことは明らかであり、そこには恐らく屠所があって、屠者が居住していたのであるが、村全体は被差別部落をなしていたのではなかった[3]。明治初め頃には春竹村には2ヶ所の屠畜場が存在していたが、それを統合する形で明治14 - 5年頃には貫出屠場ができ、その後貫出屠場は春竹村屠場と呼ばれるとともに、明治、大正、昭和と40数年間に亘って存続した[3]。
学校
- 春竹小学校(のちの春竹尋常小学校、現在の熊本市立春竹小学校)
脚注
参考文献
- 『熊本県各郡市町村蚕糸業一覧 明治28年』熊本県内務部、1897、1898年。
- 伊藤吉四郎編『日本海陸物産商名鑑』北海道通信社、1918年。
関連項目