東京ケーブルネットワーク株式会社(とうきょうケーブルネットワーク、Tokyo Cable Network,Inc.)は、東京都文京区に本社のあるケーブルテレビ局で、株式会社東京ドームの持分法適用関連会社である。
概要
開局当初は文京区のみでサービスを提供していたため、社名が文京ケーブルネットワーク(ぶんきょうケーブルネットワーク)だった。荒川区・千代田区へ提供エリアを拡大する際に、現在の社名に変更した。
1988年の開局当初から、東京ドームで行われるプロ野球、都市対抗野球大会(社会人)、ならびにアメリカンフットボールの試合の番組制作を行い、コミュニティチャンネルで放送。それらの番組は地上波局や専門チャンネルと提携し、日本全国にも配信し、番組制作会社としての面も持つ(制作部門はTCPが担当だが、クレジットでは『東京ケーブルネットワーク』となる場合が多い)。
また、TCNケーブルNETというサービス名でインターネット接続サービス・KDDIと提携し、ケーブルプラス電話というサービスで電話事業をも行っている。
歴史
サービスエリア
全て東京都。[1]
- 特記事項
- 上記提供エリア以外でも設備の都合上未提供地域が生じる地域がある。中央区・新宿区で加入申し込みの際は対象地域であるか要問合せ
- 千代田区・中央区(一部)ではケーブルプラス電話、新宿区(一部)ではTCNワイヤレス(無線wi-fi)は使用不可
- またTCN光インターネットは文京・荒川両区の対応した住宅(戸建て・マンション・アパートなどの集合住宅)で対応可能(但し文京区本駒込・千駄木・本郷・湯島の一部と、荒川区西日暮里・南千住の一部地域では光インターネット未提供地域あり)
主な放送チャンネル
地上波系列別再送信局
テレビ局
- デジタルTVはJC-HITSを使用している。
- 地上デジタル放送はパススルー方式のため、地上デジタル対応テレビまたはチューナーであれば視聴可能。
- テレ玉・tvk・チバテレのデジタルは試験配信。
FMラジオ局
コミュニティチャンネル
- 行政区別に愛称を付け、内容を分けている。
- 文京区『文京区民チャンネル』
- 荒川区『マイチャンネルあらかわ』(荒川ケーブルテレビでも同じ内容を放送)
- 千代田区『ちよだ11チャンネル』
- 2012年より地上デジタル10チャンネルを開始
- 2010年よりデータ放送対応、2013年よりハイビジョン化。
- 自社制作番組のメインは、2002年より続くあらぶんちょ!である。
番組制作実績
スポーツ
TCNと同じ文京区にあり、出資元でもある東京ドームに自社用の放送席などの設備を持っているため、東京ドームでのスポーツ中継に携わることが多い。
CSの専門チャンネルが多数できる以前には、プロ野球や後楽園ホールのプロレスを自主製作チャンネルで放映していたこともあった(中には日本テレビ放送網のアナウンサーが実況した試合も存在する)。
現在でも、都市対抗野球大会はGAORA→J SPORTS、東京ドームでのXリーグの中継についてはスカイ・Aでの全国配信を行っている。
都市対抗の場合は、同じ内容の中継を、2つのチャンネルで同日重複放送〔大半はサイマル〕していることになる(またGAORA時代、都市対抗の一部の試合はプロ野球の絡みで録画放送だった。)。
なお2011年の都市対抗は、初の関東以外での開催となる京セラドーム大阪での試合で、GAORA/毎日放送が主導で製作しているが、TCN/TCPが協力団体として参加している関係で、実況担当者は主に東京開催の時とほぼ同じメンバーである。
Xリーグの場合はTCN自主製作チャンネルで全試合を生放送しているが、これとは別にスカイ・Aで一部の試合を除き、後日の時差放送を行っている。
プロ野球巨人戦については1軍の試合(年60試合前後 日本テレビ・BS日テレ・日テレG+に配給)については基本的に日テレ側が主導して制作を行い、スコアカウンターの字幕は日テレ仕様であるが、2軍戦(年数回開催)・試合開始前後の『ジャイアンツ プレ&ポストゲームショー』・宮崎・沖縄キャンプについてはTCN・TCPが協力しており、字幕スーパーもTCN仕様の表示がなされている。
その他
関連会社
関連項目
脚注
- 注釈
- ^ アクトオンTV◆大人の趣味とライフスタイルは2020年3月31日に放送終了[2]。
- 出典
外部リンク