東松江駅(ひがしまつええき)は、島根県松江市八幡町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。
本稿では、日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地の東松江新営業所についても記述する。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する列車交換や待避可能な地上駅。松江駅までは複線、米子方面は安来駅まで単線区間(なお、揖屋駅構内に2km程複線区間がある)である。松江駅管理の無人駅。駅舎があり、出雲保線区松江保線管理室を併設している。以前はその駅舎内に自動券売機が設置されていたが、現在は撤去されている。駅舎は単式1番のりばに面しており、島式2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先
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1
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山陰本線
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下り
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松江・出雲市方面
|
2・3
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上り
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米子・鳥取方面
|
- 付記事項
- 停車列車が主に使う下り本線は1番のりば、上り本線は2番のりばである。
- 3番のりばは米子方面で、特急通過待ちを行う列車が使用する。
東松江新営業所
東松江新営業所は、旅客駅南東側にあるJR貨物のコンテナ集配基地である。しかし2015年の山陰本線第二種鉄道事業免許廃止に伴い貨物駅では無くなっており、貨物列車発着も無い。
12フィートコンテナ貨物を取扱っており、2017年3月改正時点では、貨物列車代替のトラック便が伯耆大山駅着発が、1日それぞれ2本、1本設定されている[11]。
当駅は以前岡山と結ぶ貨物列車が発着し、1面2線のコンテナホームを有していたが、1996年(平成8年)3月にトラック代行輸送に転換され自動車代行駅となった。その後、2006年(平成18年)4月に駅の一部がオフレールステーションとなり、2015年中に貨物駅としても廃止されたことで、以前のコンテナセンターと同様の形態となった。
2013年の豪雨災害で山口線貨物列車が運休し、そのまま年度末に岡見駅が廃止されて以降、島根県で唯一営業しているJR貨物の施設である。
利用状況
2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は63人である[統計 1]。2004年度は77人、1994年度は125人、1984年度は84人だった。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
乗車人員推移
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年度
|
1日平均人数
|
1999
|
113
|
2000
|
111
|
2001
|
98
|
2002
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82
|
2003
|
87
|
2004
|
77
|
2005
|
73
|
2006
|
71
|
2007
|
95
|
2008
|
112
|
2009
|
113
|
2010
|
112
|
2011
|
102
|
2012
|
100
|
2013
|
110
|
2014
|
85
|
2015
|
87
|
2016
|
89
|
2017
|
92
|
2018
|
87
|
2019
|
80
|
2020
|
69
|
2021
|
63
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駅周辺
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 山陰本線
- 揖屋駅 - 東松江駅 - 松江駅
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 山陰本線貨物支線
- 東松江駅 - 馬潟港駅
脚注
出典
- ^ a b “日本国有鉄道公示第429号”. 官報. (1973年3月19日)
- ^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ “日本国有鉄道公示第574号”. 官報. (1972年2月10日)
- ^ 「通報 ●山陰本線東浜駅ほか9駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月10日、2面。
- ^ “日本国有鉄道公示第456号”. 官報. (1973年3月31日)
- ^ 「無人の7駅に自動券売機 JR米子支社が設置」『山陰中央新報』山陰中央新報社、1993年3月10日、さんいんワイド、16面。
- ^ 電気車研究会『平成二十七年度 鉄道要覧』p.14に、伯耆大山駅 - 当駅間の第二種鉄道事業免許廃止の記載あり。
- ^ 奥平真也 (2016年12月18日). “イコカ使って改札通り初め 松江・米子駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 島根版
- ^ 『貨物時刻表 平成29年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2017年、148頁。
広報資料・プレスリリース等1次資料
統計資料
参考文献
関連項目
外部リンク
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※斜体*は2024年11月の大雨災害により不通となっている区間および休止中の駅。 |