『森のリトル・ギャング』(もりのリトルギャング、原題: Over The Hedge)は、ドリームワークス製作のアニメーション映画。原作はマイケル・フライ、T・ルイスのコミック『Over the Hedge』。
概要
2006年5月19日にパラマウント・ピクチャーズの配給で上映される。
公開後初めての週末には4,093劇場で上映され、38,457,003ドルの収益が出た。2010年8月5日現在、世界で336,002,996ドルの興行収入が出ている[1]。
日本語版
日本では2006年8月5日に松竹東急系で公開された。アスミック・エース エンタテインメントが配給。役所広司、武田鉄矢などが吹き替えを担当している。日本版イメージソングにはBoAの「KEY OF HEART」が採用された。
2006年7月5日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにてプレミア試写会が開催。吹き替えを担当した友近や博多華丸がゲストとして登場。またその模様を撮影した特別番組が映画の公開前に放送された。
ストーリー
動物たちが冬眠から目を覚ますと、森は「エル・ランチョ・キャメロット」という住宅地に開発されていた。食料の確保に困っているところに、アライグマのRJがやってきて、人間から食料を奪うことを提案する。カメのヴァーンは危険を感じて生垣の向こうへ行くことに反対するが、RJは他の動物たちをひきつれて垣根を越えてしまう。
キャスト
作中に登場するパロディ
- 害獣駆除業者のドウェインは、「ヴァーミネーター」(Verminator)と名乗っている。これは映画『ターミネーター』(Terminator)と害獣(Vermin)をかけたものである。
- ドウェインの使う武器に法律上テキサス州でしか使えない「デペルター・ターボ」がある。これはテキサス州における死刑のあり方を風刺したものである。
- オジーが死んだふりをするときに「バラのつぼみ」と呟く。これは『市民ケーン』からのセリフである。
- ステラがグラディスの家から逃げるシーンで、タイガーが「ステラ!ステラ!」と叫ぶ。これは『欲望という名の電車』からのセリフである。
- ヴィンセントが害獣駆除車に積まれるとき、拘束具が付けられる。これはハンニバル・レクターを模している。
- 日本語吹き替え版のヴァーンがRJに甲羅を返せというシーンで「それ、返しなさい、バカチンが!」と言う、これはヴァーン役の武田が主演している『3年B組金八先生』の台詞である。
- エンドクレジットの後に、グラント・ウッドの絵画「アメリカン・ゴシック」を模したショットが出る。クレジットの途中にも『スタートレックII カーンの逆襲』のパロディがある。
スタッフ
受賞
- 2006年アニー賞
- 監督賞
- キャラクター・デザイン賞
- ストーリーボーディング賞
DVD
日本では角川エンタテインメントから販売。短編CGアニメ「ハミーのどっきりブーメラン」(Hammy's Boomerang Adventure)収録。日本語吹き替えの一部で役者が異なっている。
参照
外部リンク
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