横浜コミュニティ放送株式会社(よこはまコミュニティほうそう)は、神奈川県横浜市青葉区の一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。
FM salus(エフエムサルース)の愛称でコミュニティ放送を行っている。
概要
2002年(平成14年)開局。愛称のFM salusは東急沿線情報誌「salus」にちなむ。
東急グループのケーブルテレビ局イッツ・コミュニケーションズの完全子会社であり、同社はマスメディア集中排除原則にいう支配関係[2]にある。
本社・演奏所(スタジオ)が市ケ尾町のイッツ・コミュニケーションズメディアセンター内に、サテライトスタジオがたまプラーザ駅東口のたまプラーザテラスにあり、イッツ・コミュニケーションズと共同使用している。送信所は美しが丘の東急百貨店たまプラーザ店にあり周波数84.1MHz、空中線電力20Wで送信している。受信可能エリアは横浜市青葉区を中心とし、イッツ・コミュニケーションズでも再送信している[3]。
インターネット配信はFM++とJCBAインターネットサイマルラジオによる。かつてはテレホンサービス(0180-994-841)でも聴取が可能であった。
7:00 - 23:00は毎時間時報スポットが流れる。7時台と23時台は「東急セキュリティ」、そのほかの時間帯は「TOKYU TOP&カード」などの東急グループ会社のCM。7:00と8:00のみ正時の「ポーン」の音がある。
沿革
- 2002年(平成14年)
- 2010年(平成22年)10月 - たまプラーザ駅周辺再開発のため、サテライトスタジオをたまプラーザテラスに移設。
- 2011年(平成23年)
- 3月21日 - SimulRadioによるインターネット配信開始。配信時間は6:55 - 24:00。
- 4月4日 - 東京都世田谷区玉川の二子玉川ライズにイッツ・コミュニケーションズが新設したサテライトスタジオ「スタジオ・ライズ」から平日の一部番組の生放送を開始。
- 6月30日 - テレホンサービスを終了[3]。
- 2016年(平成28年)1月19日 -「スタジオ・ライズ」からの生放送終了。
- 2017年(平成29年)11月23日 - FM++によるインターネット配信を開始[6]。
- 2018年(平成30年)7月31日 - 動画配信をYouTubeに集約するため、Ustreamでの動画配信を終了[7]。
- 2019年(令和元年)10月1日 - JCBAインターネットサイマルラジオによるインターネット配信を開始[8]。SimulRadioでの配信を終了。
- 2020年(令和2年)4月1日 - 情報アナウンス(毎時56分の東急線運行情報およびウェザーニューズ提供の天気予報)について、毎日7 - 22時台に実施していたものを月 - 金のみの7 - 17時台に縮小。
- 2022年(令和4年)4月1日 - 情報アナウンスにAIアナウンサーを導入。気象庁発表の神奈川東部エリア・東京エリアの天気や防災情報、東急電鉄が発表している鉄道運行情報を自動収集し、放送スケジュールにあわせて送出する。東急線平常運転の際は、日本語・英語・ベトナム語・中国語・韓国語の5か国語で案内。また、緊急時は日本語情報を各言語翻訳してAIアナウンサーが繰り返し伝えるシステムを構築している[9]。
番組
終了番組
- Rise & Shine - シンディ鈴木のDJで長らく放送された朝のワイド番組。
- Afternoon Salus - "SALUS all in one"の前身。月-木は藤田みさ、金は蒲田健。
- Saturday SALUS - 湯浅円
- Sunday SALUS - HARRY
- iTSCOM presents MTV US Top 20 - 長嶋トモヒコ(ダーリンハニー)
- HUMAN Talk BOX - 高田春菜→宇都礼子/水木ゆうな(隔週)
脚注
関連項目
外部リンク