津軽新城駅(つがるしんじょうえき)は、青森県青森市大字新城字山田[2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅[1]。
秋田支社管轄の最北端かつ最東端の駅である。東北新幹線の新青森駅乗り入れに備えた2007年(平成19年)の支社管轄エリア見直しにより奥羽本線の秋田支社管轄区間は当駅が北限となった。
概要
青森市西部のベッドタウンである新城に所在する。そのため、利用客の大半は通学・通勤のために当駅を利用している。近隣に青森西高校があるため通学に利用する客も多い。
開業当初は単に新城駅であった[1]が、ほかにも「新城」という名称がつく駅があったため、「津軽新城」と改称した。国鉄時代は駅構内にキヨスクがあった。
2010年(平成22年)12月4日の東北新幹線延伸に伴い、特急「白鳥」「スーパー白鳥」は、函館駅と新青森駅を結ぶ形となったが、新青森駅には折り返し設備がないため、折り返し設備を有する当駅まで回送されて折り返す事になった。その後2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線開業により白鳥・スーパー白鳥は廃止されたが、これらは新青森・青森駅間のシャトル輸送も兼ねていたため、そのダイヤをほぼ引き継ぐ形で当駅 - 青森駅間の普通列車が設定され、同時に当駅での客扱いを開始した。このため、当駅 - 青森駅間では弘前方面と比べて列車本数が多くなっている[注 1]。
2020年(令和2年)3月14日のダイヤ改正によりみどりの窓口が営業を終了し、終日無人駅となった[4][新聞 1]。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅である[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。
弘前統括センター(弘前駅)管理の無人駅である[4][新聞 1]。駅舎内には簡易Suica改札機、乗車駅証明書発行機、待合室がある。
駅舎は線路北側にあり、青森県道234号津軽新城停車場油川線に面している。踏切をはさみ、南側にバス通りである青森県道247号鶴ケ坂千刈線がある。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考
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1
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■奥羽本線
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下り
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青森方面[7]
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2
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上り
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川部・弘前方面[7]
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一部列車は3番線
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3
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下り
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青森方面[7]
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当駅始発
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改札口(2023年8月)
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ホーム(2020年6月)
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旧駅舎の外観(2020年6月)
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旧駅舎の内観(2020年6月)
利用状況
JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
駅周辺
バス路線
駅に近接した県道沿いに「新城駅前」停留所がある。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■奥羽本線
- □快速
- 浪岡駅 - 津軽新城駅 - 新青森駅
- ■普通
- 鶴ケ坂駅 - 津軽新城駅 - 新青森駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ 2016年(平成28年)3月改正時点で青森行きは弘前方面の約1.5倍となる。日中の場合、青森行きが概ね1時間に2本程度運転されるのに対し、弘前方面は1時間に1本程度で、2時間近く運転間隔が開く時間帯もある。
出典
報道発表資料
新聞記事
利用状況
関連項目
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外部リンク
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秋田港線 | |
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貨物支線 | |
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*打消線は廃止設備 |