熊野の清水(ゆやのしみず)は、千葉県長生郡長南町佐坪2388にある湧水である。1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定された[1]。
概要
「弘法の霊泉」ともいわれ[2]、空海が布教のため立ち寄り、旱魃で農民が苦労していたので法力によって清水を湧き出させたという伝説がある[2]。
室町時代になってから鶴岡八幡宮の社領となり、『鶴岡事書日記』[要文献特定詳細情報]によると、八幡宮直営の湯治場として栄えたことが記されている[2]。このため、当時の地区の名前は「湯谷」と呼ばれていたことから「ゆやのしみず」と呼ばれている[要出典]。
水量は48L/分の流量を有し[3]、農業用水にも使用している[3]。ただし、飲用の際には煮沸が必要とされている[3]ので、注意が必要である。
交通
高速道路での最寄りインターチェンジは首都圏中央連絡自動車道(圏央道)茂原長南インターチェンジとなる[2]。無料の駐車場が整備されている[要出典]。
バスの場合は、JR外房線茂原駅といすみ鉄道大多喜駅を結ぶ路線に乗り、市野々で降りて徒歩10分ほどである[2]。
脚注
関連項目
外部リンク