猿猴橋町停留場(えんこうばしちょうていりゅうじょう、猿猴橋町電停)は、広島県広島市南区猿猴橋町にある広島電鉄本線の路面電車停留場。駅番号はM2。
歴史
当停留場が開業したのは1912年(大正元年)11月のことで、本線が広島駅前から紙屋町までの区間で開業[4]した日と同日のことである[5]。太平洋戦争下の1942年(昭和17年)に停留場は一度廃止されたが、地域住民の陳情により戦後の1949年(昭和24年)に再度開業している[6]。
開業時の停留場名を「猿猴橋」とし、1960年(昭和35年)3月30日に「猿猴橋町」に改称されたとする資料も存在するが[7]、それ以前に停留場名を「猿猴橋町」としている資料もあり[8]、表記には揺れが見られる。
広島市は2014年(平成26年)9月2日 、「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」を策定し公表した。本線は駅前大橋経由にルートが変更される予定で、猿猴橋町電停を含む広島駅 - 的場町間の現行ルートが廃止になる見込みである[9]。
年表
停留場構造
道路上にホームが置かれている。(併用軌道)ホームは低床式で2面あり、2本の線路を挟み込むように配置されているが、互いのホームは猿猴橋町4番交差点を挟んで千鳥式に配置されている[10][11]。路線の起点から見て交差点の手前に広電西広島駅方面の下りホーム、奥に広島駅方面の上りホームがある[10][11]。ホーム幅は狭く、次駅案内と共に下車時の注意放送もされる。
かつては道路と同一平面に安全地帯が設けられているのみであったが、1974年(昭和49年)よりホームが備え付けられ島状となった[12]。またこのころは車両の大型化も進んだため、安全地帯の延長工事が実施されている[12]。それでも3両または5両の連接車の場合は下車の際、運転席隣りの扉しか開かないことがある。屋根は無く接近表示器もないが、放送案内設備は完備している。
運行系統
当停留場には1号線、2号線、5号線、6号線、それに0号線が乗り入れる。
停留場周辺
隣の広島駅停留場とは至近距離に位置する。停留場名の由来ともなった猿猴橋は猿猴川に架かる橋で、停留場の西側徒歩3分の距離にある[11]。
隣の停留場
- 広島電鉄
- ■本線
- 広島駅停留場 (M1) - 猿猴橋町停留場 (M2) - 的場町停留場 (M3)
脚注
参考文献
関連項目
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猿猴橋町停留場に関連するカテゴリがあります。
外部リンク