生花苗沼(オイカマナイトー・おいかまないぬま)は、北海道東部、大樹町にある汽水湖である。
地理
海の後退による海跡湖であり、流入河川として主な流入河川として生花苗川、生花苗沼川、キモントウ川が流入する他、小河川が数本流入し、太平洋に直接流出する。
名称の由来
アイヌ語研究者の山田秀三の解釈では、アイヌ語の「オイカオマイ(oika-oma-i)」(〔海波が〕越え・入る・もの〔沼〕)が原義とされ、これが略され「オイカマイ」となったものに、沼の東側につながる川があるために「ナイ(nay)」(川)を付けて、「オイカマイナイ」となり、さらに転訛して「オイカマナイ」と呼ばれるようになり、それに当て字されて現在の形となったと考えられる[2]。
なお、生花苗は付近の地名ともなっていたが、後年略され生花(せいか)と改名されている[2]。
自然
利用
夏にはマリンスポーツが細々と行われているが、基本的には観光客のほとんど来ることのない静かな沼である。2000年代までは、冬季にトヨタ自動車の雪上・氷上試験場としても利用されていた。
交通
沼への公共交通機関は存在しない。
脚注
関連項目
外部リンク