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この項目では、新潟県糸魚川市にある日本で最も深い鍾乳洞について説明しています。岩手県気仙郡住田町にある鍾乳洞については「滝観洞#白蓮洞」をご覧ください。 |
地図
白蓮洞(びゃくれんどう)は、新潟県糸魚川市マイコミ平にある洞窟、鍾乳洞。マイコミ平には複数の竪穴鍾乳洞が存在するが、その中でも最深。
概要
判明している自然状態の洞窟、鍾乳洞では日本最深の513mとされている[1]。地表から延々と地下へ降りていく縦型の洞窟で、地表から沢水が流れ込み夏場でも気温が5度程度となるなど厳しい環境となっている。内部の観光を楽しめる場所ではない。
1976年の遭難
1976年7月から山口県のケービングクラブ、複数の大学探検部、テレビ映画撮影スタッフらが入洞して調査、探索を行っていたところ、同年8月14日に発生した集中豪雨により洞内が増水。11人が洞内に取り残される遭難事故となった[2]。重装備であったことから死者・負傷者は発生しなかったが、事故を契機に洞内は立ち入り禁止となった。このため観光開発はもちろんのこと、現地には案内看板すら無い状態となっている。
脚注
- ^ “世界の地下、一番深い場所は? 日本一は新潟県に”. 日経スタイル (2017年2月24日). 2021年2月9日閲覧。
- ^ 地底探検、連絡を絶つ 新潟の白蓮洞 学生ら十一人が孤立『朝日新聞』1976年(昭和51年)8月15日朝刊、13版、19面
関連項目
座標: 北緯36度57分38.5秒 東経137度48分11.0秒 / 北緯36.960694度 東経137.803056度 / 36.960694; 137.803056