野付半島のランドサット衛星写真
砂嘴(さし、英: sand spit)とは沿岸流により運ばれた漂砂が静水域で堆積して形成される、嘴(くちばし)形の地形のことである。
砂嘴が発達して対岸、またはその付近までに至ると砂州と呼ばれる。砂嘴が枝分かれしているような地形は分岐砂嘴と呼ばれる。清水港(三保半島)が分岐砂嘴の好例である。島と繋がった場合、陸繋砂州と呼び、繋がった島を陸繋島という。
海岸のみならず、湖岸にも形成されることがあり、猪苗代湖の鬼沼、霞ヶ浦の和田岬が好例である[1]。
世界の主な砂嘴
日本の主な砂嘴
脚注
- ^ 日本の典型地形#砂嘴 | 国土地理院ウェブサイト平成30年5月4日閲覧
- ^ サロマ湖 | 閉鎖性海域ネット | 環境省ウェブサイト平成30年5月4日閲覧
- ^ 日本の典型地形#砂州 | 国土地理院ウェブサイト平成30年5月4日閲覧
関連項目
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