端島(はしま)は、瀬戸内海西部にある柱島群島の島。山口県岩国市に属する。
地理・地勢
岩国港(新港)の南東約22kmにあり、全島が瀬戸内海国立公園に指定されている。最高峰は島南部にある標高128mの見壁山(むかべやま)である。
2018年(平成30年)4月現在、生活の中心を島内に置く人は20人程度[1]で、中央の平坦地に集落が形成されている。
産業
漁業が産業の中心であり、水揚げの中心はメバル、アジである。
かつては真珠、ハマチなどの養殖も行われていたが、現在は行われていない。
交通
岩国柱島海運株式会社が、岩国港 - 黒島 - 端島 - 柱島間で、定期船「すいせい」を1日3~4往復運航している。
ちなみに1往復は端島に寄港しない、岩国港~柱島直行便である。
かつては岩国港から「海上タクシーきりしま」(亀田商店)が運航した時期があったが、2019年(令和元年)現在は運航されていない。
行政・教育
端島は玖珂郡麻里布村の一部であったが、1928年(昭和3年)に町制が施行され、1940年(昭和15年)に麻里布町ほか4町村の合併により、岩国市となった。
岩国市立端島小学校・端島中学校があるが、中学校は1990年(平成2年)に休校している。
小学校は1988年(昭和63年)から2000年(平成12年)まで児童がいなかったため休校となっていたが、2000年(平成12年)、2名の新一年生の入学によって再開された。
2007年(平成19年)4月の段階では1名の児童が多くの人達に支えられて登校していたが、2010年(平成22年)3月に卒業、端島小学校は再び休校となった。
郷土料理
- さつまみそ - 焼魚の白身と味噌をすりつぶしたもの。
脚注
外部リンク