第56軍(だいごじゅうろくぐん)は、大日本帝国陸軍の軍の一つ。
沿革
第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)4月21日に本土決戦向け部隊として編成された。三個歩兵師団を主力としているが、うち2個は本土決戦第三次兵備による沿岸配備師団であり、編成も5月にずれ込んだものであった。
編成後ただちに第16方面軍戦闘序列に編入、福岡県飯塚に在って連合軍の九州上陸に備えたが、交戦することなしに日本軍の無条件降伏となった。
軍概要
司令官
参謀長
最終司令部構成
- 司令官:七田一郎中将
- 参謀長:内野宇一少将
- 高級参謀:桃井義一中佐
- 高級副官:伊藤平八郎中佐
最終所属部隊
- 機甲部隊
- 要塞部隊
- 壱岐要塞司令部:千知波幸治少将(最終位置:壱岐)
- 壱岐要塞重砲兵連隊:関武思大佐
- 壱岐要塞歩兵第1大隊
- 壱岐要塞歩兵第2大隊
- 壱岐要塞歩兵第3大隊
- 壱岐要塞歩兵第4大隊
- 壱岐要塞歩兵第5大隊:後藤健大尉
- 壱岐要塞歩兵第6大隊
- 壱岐要塞歩兵第7大隊
- 壱岐要塞歩兵第8大隊
- 壱岐要塞歩兵第9大隊
- 下関要塞司令部:永野叢人中将(最終位置:下関)
- 工兵部隊
- 独立工兵第71大隊:箕村正道少佐
- 独立工兵第90大隊:
- 独立工兵第119大隊:
- 其他直轄部隊(兵站・通信部隊等)
- 電信第44連隊:中野武男中佐
- 第60兵站地区隊:吉村繁夫大佐
- 独立自動車第68大隊:黒田繁博少佐
- 第31野戦勤務隊:武中静夫大佐(最終位置:唐津)
- 第21警備大隊:村上貞中佐
脚注
参考文献
- 外山操・森松俊夫 編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
関連項目