美術館通り(びじゅつかんどおり)は、山梨県甲斐市竜王立体から甲府市相生歩道橋交差点へ至る、約5kmにわたる国道52号の愛称である。
本通りは都市計画道路和戸町竜王線(わどまちりゅうおうせん)のうち、国道358号を隔てた西側の国道52号区間について解説する。なお、国道358号から東側については城東バイパスを参照。
概要
元々は城東通りとあわせて国道20号に指定されていたが、1971年(昭和46年)に甲府バイパスが開通すると国道52号に路線名変更され現在に至る。由来は当通り沿いにある山梨県立美術館で、1978年(昭和53年)に当美術館が開館した後に上記の当該区間に愛称がつけられた。かつては荒川橋(荒川橋駅)から当通り終点(相生町駅)まで山梨交通電車線との併用軌道であったが、電車線が1962年(昭和37年)に全線廃止されると施設は撤去され、その後の区画整備や拡張工事(後述)などにより面影はほとんどなくなっている。
甲府市中心部から峡北・峡西方面を結ぶための重要な通りであるが、かつてはほぼ全区間で片側1車線であった。特に上石田・貢川の両地域は幅6.5mと歩車分離もされておらず、かつS字カーブがあることからアルプス通り全通後はラッシュ時間帯において渋滞を招いていた。そのため1990年代より線形改良および片側2車線(両側4車線)化の拡幅工事が開始され、2004年(平成16年)に荒川橋東詰から寿町までの0.5kmの区間が拡張・4車線化された(国道52号寿町拡幅事業)。続いて貢川交差点(県道5号線バス通りとの分岐)から荒川橋東詰までの区間でも荒川橋架け替えおよび4車線の新道設置工事を実施(国道52号上石田改良事業)[1] し、2014年5月に荒川橋東詰からアルプス通り交点である貢川交番南交差点間0.75kmの供用を開始した[2]。残る貢川交番南交差点から貢川交差点までの区間についても拡幅および交差点新設などの事業を進めている[2]が、用地買収の遅れから当初の予定より大幅に供用開始が遅れており、現在も事業継続中である[3]。なお、荒川橋東詰から貢川交番南交差点の新道区間は2021年時点で美術館通りに指定されておらず、旧道のみが指定されている。
沿道の主な施設
出典・脚注
- ^ 「平成22年度:国道52号上石田改良」 (PDF) 国土交通省関東地方整備局
- ^ a b 「上石田改良 再評価結果」 (PDF) 国土交通省関東地方整備局
- ^ 「再評価結果(令和3年度事業継続箇所)」 (PDF) 国土交通省関東地方整備局
関連項目
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通過市区町村 |
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交差点 |
興津中町交差点 - 船山橋北詰交差点 - 竜王立体
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バイパス |
富士見 - 万沢 - 富河 - 南部 - 身延 - 西島 - 甲西
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別称 | |
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構造物 |
興津橋 - 舟場トンネル - 甲駿橋 - 境川洞門 - 万沢トンネル - 万沢川橋 - 福士洞門 - 南部トンネル - 南部高架橋 - 新船山川橋 - 榧の木トンネル - 豊岡洞門 - 身延トンネル - 波木井橋 - 新早川橋 - 手打沢橋 - 西島トンネル - 箱原第一洞門 - 箱原第二洞門 - 箱原第三洞門 - 箱原第四洞門 - 箱原第五洞門 - 箱原第六洞門 - 箱原第七洞門 - 大柳川橋 - 坪川大橋 - 小笠原橋 - 御勅使川橋 - 双田橋 - 船山橋 - 塩川大橋 - 貢川橋 - 荒川橋
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自然要衝 | |
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道の駅 | |
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旧道 | |
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関連事項 | |
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