赤色巨星[1](せきしょくきょせい、英: red giant[1])とは、恒星が主系列星を終えたあとの進化段階である。大気が膨張し、その大きさは地球の公転軌道半径から火星のそれに相当する。肉眼で観察すると赤く見えることから、「赤色」巨星と呼ばれる。厳密には「赤色巨星」と「漸近巨星分枝星」と二つの進化段階に分かれている[2]。赤色巨星という言葉は時によって、狭義の赤色巨星のみを指す場合と、漸近巨星分枝星も含めた広義を指す場合とがある。
^Zeilik, Michael A.; Gregory, Stephan A. (1998). Introductory Astronomy & Astrophysics (4th ed.). Saunders College Publishing. pp. 321-322. ISBN0-03-006228-4
^Boothroyd, A. I.; Sackmann, I. ‐J. (1999). “The CNO Isotopes: Deep Circulation in Red Giants and First and Second Dredge‐up”. The Astrophysical Journal510: 232. Bibcode: 1999ApJ...510..232B. doi:10.1086/306546.