迎 靜雄(むかえ しずお、1928年9月2日 - 2010年11月3日)は、九州工業大学第8代学長で、株式会社北九州テクノセンター代表取締役社長、学校法人九州国際大学理事長を歴任。
人物
1928年福岡県に生まれ、1948年3月明治工業専門学校(現:九州工業大学)冶金科、1952年3月九州大学工学部冶金学科を卒業後、1957年3月九州大学大学院研究奨学生前後期を修了し、1958年7月に九州工業大学講師として母校の教壇に立つ。その後1960年4月助教授、1970年4月教授と、九州工業大学で29年に亘って溶接工学、特に鋼及びアルミニウム合金溶接部の金属学的特性に関する教育研究に尽力する。これらの研究成果は軽金属溶接構造協会賞、溶接学会賞、日本溶接協会業績賞及び嘉村記念賞などで高く評価され、溶接学会会長などの要職を歴任する。
1987年10月から九州工業大学第8代学長として大学運営に携わり、情報工学部の創設、大学院博士後期課程の設置、北九州学術研究都市における若松キャンパス構想の提案など、九州工業大学の飛躍の礎を築く。1993年9月学長を任期満了後は、1993年11月株式会社テクノセンター代表取締役社長、2001年6月学校法人九州国際大学理事長に就任し、地域社会と教育に多大な貢献をする。これらの業績が高く評価され、2005年に叙勲「瑞宝重光章」を受章する。2010年11月に病没する。2010年11月に正四位。
略歴
受賞・叙勲歴
参考資料
脚注