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通貨の補助単位(つうかのほじょたんい)とは、各国の通貨の取引において、1通貨単位未満の金額や、多額の金額を、簡単な数字で表すために使われる単位である。現在ではそのほとんどが1通貨単位の100分の1である。硬貨により流通することが多いが、補助単位の価値が日常取り引きされる金額の最小単位より小さい場合には、この補助単位は用いられないこともある。
例えば、かつての日本円の補助単位は銭および厘であったが、1953年に施行された小額通貨整理法により、同年末をもって1円未満の通貨の通用が廃止されたため、現在の日本円に補助単位は存在しない。ただし、廃止以降も為替や日経平均株価の1円以下の端数表示には銭が用いられている。
通貨の補助単位の表記
日本の3円80銭切手(1948年発行)このように補助単位部分に下線が引かれている
- 通貨単位と補助単位を書く。(単位は略号を用いることもある)
- 例:12円38銭、1Bs 50ctv
- 例:12.38円、1,50Bs
- 例:1238円、Bs 150
- 補助単位部分には1238のように下線または二重下線を引くこともある。
主な通貨と補助単位の対応
これらの他にもユーロなど国、言語によって呼び名が変わるもの、複数の呼び名がある物がある。
脚注
注釈
- ^ ポンドは現地ではギネーの語を単位に用いる。
- ^ ピアストルは現地ではクルシュの語を単位に用いる。
出典
参考文献
関連項目