露木 康浩(つゆき やすひろ、1963年〈昭和38年〉8月8日[1] - )は、日本の警察官僚。第30代警察庁長官。
来歴
大阪府枚方市出身[2]。高槻高等学校を経て[2]、1986年(昭和61年)、京都大学法学部を卒業し、警察庁へ入庁[3][4]。
入庁後、長崎県警察本部刑事部捜査第二課長、警視庁刑事部捜査第二課課長代理、警察庁刑事局刑事企画課課長補佐、警察庁長官官房総務課課長補佐、警視庁警務部教養課長、警察庁刑事局捜査第二課理事官、埼玉県警察本部刑事部長、警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長を経て、2006年(平成18年)内閣法制局に出向し、第二部参事官を務めた。5年後に警察庁に帰任し、刑事局組織犯罪対策部暴力団対策課長、刑事局刑事企画課長、警視庁刑事部長、警察庁刑事局組織犯罪対策部長などを歴任[6][7][8]。刑事畑を長く歩んだ[9][5]。
2018年(平成30年)8月31日、警察庁刑事局長に就任[4]。
2020年(令和2年)1月17日、警察庁長官官房長に就任[3]。
2021年(令和3年)9月22日、警察庁次長に就任[6]。在任中、安倍晋三銃撃事件に関する警護体制検証チームの責任者に就き[10]、奈良市は大和西大寺駅前の事件現場を訪れるなど、検証作業を進めた[5]。
2022年(令和4年)、上記事件を受けた中村格前警察庁長官の引責辞任に伴い、8月30日付で警察庁長官に就任[5]。中村とは1986年に入庁した同期で、同期入庁者が続いて長官に就任するのは初のことである[9]。
年表
基本的な出典[1]
- 1986年
- 1989年08月:警察庁長官官房企画課付
- 1990年08月:長崎県警察本部刑事部捜査第二課長
- 1991年07月:警視庁刑事部捜査第二課課長代理
- 1992年12月:警察庁刑事局刑事企画課課長補佐
- 1995年10月:警察庁長官官房総務課課長補佐
- 1999年07月:警視庁警務部教養課長
- 2001年02月:警察庁刑事局捜査第二課理事官
- 2002年09月:埼玉県警察本部刑事部長
- 2004年06月:警察庁刑事局刑事企画課刑事指導室長
- 2006年07月:内閣法制局参事官(第二部)
- 2011年08月17日:警察庁刑事局組織犯罪対策部暴力団対策課長[11]
- 2013年06月:警察庁刑事局刑事企画課長
- 2015年
- 01月:警察庁警察大学校副校長
- 01月:(併)警察庁長官官房審議官(刑事局・犯罪収益対策担当)
- 01月:(併)警察庁生活安全局付
- 2016年08月:警視庁刑事部長
- 2017年
- 08月:警察庁刑事局組織犯罪対策部長
- 08月:(併)警察庁生活安全局付
- 08月:(併)警察庁刑事局付
- 08月:(併)警察庁長官官房付
- 2018年08月31日:警察庁刑事局長[4]
- 2020年01月17日:警察庁長官官房長[3]
- 2021年09月22日:警察庁次長[6]
- 2022年08月30日:警察庁長官[5]
著書
単著
脚注
出典