飯梨川(いいなしがわ)は、島根県安来市を流れる斐伊川水系の一級河川。
地理
島根県安来市南部の奥出雲町との境に位置する玉峰山に発し北流、中海へと注ぐ。流路延長38.3km、全流域面積208km²[1]。下流部は沖積平野(能義平野)となっている[1]。支流の山佐川との合流地点までは国道432号と並行して流れる。
地質は流域面積の約8割が黒雲母花崗岩及び一部角閃石黒雲母花崗岩で、特に山地部はほぼ全域がこれらの岩石からなる地質である[1]。
平水時の水深は極めて浅く、天井川になっており平野面との比高は大きい場所で約3mある[1]。平野部の地形は谷底平野、緩勾配扇状地、三角州に分類される[1]。
大正時代まで上流では砂鉄を採取する鉄穴流しが盛んに行われた[1]。
流域の自治体
主な支流
主な利水施設
並行する交通
道路
脚注