『魁!!男塾 疾風一号生』(さきがけ おとこじゅく しっぷういちごうせい)は、1989年3月3日にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ用のゲームソフトである。ジャンルはアクションゲーム。
概要
漫画『魁!!男塾』(1985年 - 1991年)を題材とした作品。主人公の剣桃太郎ら一号生を操作して進むアクションゲーム。トラップの仕掛けられたステージを進み、ボスを倒せばクリア。
原作者の宮下あきらは「キャラの性能を生かして作っている」と評価を下している[2]。
当たり判定や雑魚キャラクターの強さの調整に問題があったが、独特のグラフィックなどから当時のアクションゲームの水準に大きく劣るとは言い切れない[3]。
2013年11月7日発売のニンテンドー3DS用ソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』に本作がそのまま収録された。
ゲーム内容
十字キーで操作。ジャンプ(A)、パンチ(B)。↑+Bでキック。A+Bで体力を消費して必殺技。
スクロール画面ではゲーム中にスタートボタンを押すことにより、メンバーを交代可能。ゲージを消費して大鐘音のエールにより体力を回復可能。道中、王大人の回復所にて体力およびエールを回復可能。ステージ中の秀麻呂を救出すると、新たな仲間が加入する。またステージ中の仕掛けを突破する際にレベルが上昇し、能力が上がるが、次のステージに行くと元の状態に戻る。
登場キャラクター
- 剣桃太郎
- 富樫源次
- 虎丸龍次
- J
以下の4人はボス戦のみ使用可能。
- 雷電
- 飛燕
- 月光
- 伊達臣人
ボスキャラクター
- ステージ1(第一章):赤鬼[4]、森田大器、雷電、卍丸
- ステージ2(第二章):青鬼[4]、独眼鉄、飛燕、センクウ
- ステージ3(第三章):黒鬼[4]、蝙翔鬼、月光、羅刹
- ステージ4(最終章):白鬼[4]、男爵ディーノ、伊達臣人、影慶、大豪院邪鬼[5]
他機種版
評価
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・5・6・4の合計22点(満40点)となっており[7][6]、レビュアーの意見としては、「ごくふつうのアクションゲームになっちゃってて、『男塾』ならではの豪快さに欠けてる」などと評されている[7]。
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.96点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「キャラクタはかなり大きく、迫力ある作りになっている」と紹介されている[1]。
項目
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キャラクタ |
音楽 |
操作性 |
熱中度 |
お買得度 |
オリジナリティ
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総合
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得点
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3.57 |
3.09 |
3.06 |
3.19 |
2.98 |
3.07
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18.96
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補足
本作のCMは『魁!!男塾 TVアニメシリーズ DVD-BOX』に収録されている。ナレーションは剣桃太郎役の堀秀行が務めている。
関連書籍
脚注