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鳥取ゴルフ倶楽部

鳥取ゴルフ倶楽部
Tottori Golf Club
鳥取ゴルフ倶楽部
鳥取ゴルフ倶楽部の空中写真。
2009年8月19日撮影。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
鳥取県鳥取市浜坂鳥打山1318番地
概要
開業 1964年昭和39年)7月20日
運営 メンバーシップコース
設計 間野 貞吉
運営者 株式会社 玉川
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 5 473 1 5 486
2 3 131 2 3 143
3 4 350 3 4 377
4 4 360 4 4 373
5 4 294 5 4 317
6 4 391 6 4 412
7 3 147 7 3 210
8 5 483 8 5 539
9 4 334 9 4 344
36 2963 36 3201

その他
公式サイト 鳥取ゴルフ倶楽部
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鳥取ゴルフ倶楽部(とっとりゴルフくらぶ)は、鳥取県鳥取市にあるゴルフ場である。

概要

1952年昭和27年)4月17日午後、鳥取県鳥取市は全市を焼失する鳥取大火災に見舞われた、その復興を指揮したのが鳥取市の火災復興局長・池口凌である[1]。池口が発案したのがゴルフ場建設だった、鳥取の観光資源にもなると「鳥取砂丘ゴルフ場」を提案した[1]1953年(昭和28年)、新たなゴルフ場の建設に向けて「鳥取ゴルフ倶楽部」が創設された[1]

ゴルフ場の建設用地は、戦前は健脚部隊として知られた歩兵第40連隊の演習場で、戦後鳥取大学砂丘研究所に払い下げられていた、浜坂砂丘の西側一画の20万坪を借地することが決まった[1]日本海の波打際がウォーターハザード、スルーザグリーンとティグラウンドは全て砂で、バンカーグリーンは杭で区別し、グリーン面は砂掻きで均し、造成費はかからなかったのである[1]

砂丘ゴルフ場は魅力があった、風の方向や強弱により砂丘が変化し、地形も微妙に変化する[1]。原始的なゴルフ場だが「大火の後始末に四苦八苦し、沈みがちな市民に元気と希望を与えた功績は大きい」と会報誌に書かれている[1]。プレー料金は、1ラウンド300円で、コースヤーデージは不詳である[1]。砂丘ゴルフ場は、約10年間続いた[1]

1962年(昭和37年)、砂丘ゴルフ場は借主の鳥取大学に返還された[1]1963年(昭和38年)3月、新たなゴルフ場の建設用地が決まった、鳥取砂丘に隣接する鳥打山麓の20万坪である[1]。コース設計は、間野貞吉に依頼し、造成工事が着工された[1]1964年(昭和39年)7月20日、造成工事が完成し、9ホール、3,257ヤード、パー35規模のゴルフ場が開場された[1]

2012年(平成24年)3月9日、当ゴルフ場を経営していた鳥取振興開発(株)が鳥取地方裁判所民事再生法の適用を申請[2]。その後はパチンコ店UFO・ボウリング場を運営するサンヨーグループの(株)玉川の支援を受け民事再生手続きを開始[3]2013年2月にサンヨーグループの企業となり、2020年6月1日(株)玉川へ吸収合併し解散[4]

現在のコースは、9ホールを2回ラウンドする方式で、バックティ3,201ヤード、パー36でラウンドする[1]。コースの特徴は、日本海から吹く風による影響が戦略的な面白さとなることで、砂丘ゴルフ場以来変わらない[1]

所在地

〒680-0001 鳥取県鳥取市浜坂鳥打山1318番地

コース情報

  • 開場日 - 1964年7月20日
  • 設計者 - 間野 貞吉
  • 面積 - 661,000m2(約20.0万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 9ホールズ、パー36、6,164ヤード
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 2グリーン、ベント
  • ラウンドスタイル - 全組キャディ付、歩いてのラウンド、1組4人が原則、状況によりツーサム可
  • 練習場 - 無し
  • 休場日 - 毎週月曜日(セルフ営業)、12月31日、1月1日[5]

ギャラリー

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「山陰海岸国立公園内に造られた砂丘コースは鳥取の観光資源でもあった」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月28日閲覧
  2. ^ JCNET「鳥取ゴルフ倶楽部の鳥取振興開発(株)/民事再生申請」『JC-net 倒産速報』2012年3月12日。2021年6月5日閲覧。
  3. ^ 椿ゴルフ「鳥取ゴルフ倶楽部を経営の鳥取振興開発(株)が民事再生法を申請」『ゴルフ場倒産・経営交代・買収関連の最新、過去の主なニュース』2012年3月13日。2021年6月5日閲覧。
  4. ^ 鳥取振興開発株式会社”. 国税庁 法人番号公表サイト. 2021年6月5日閲覧。
  5. ^ 「鳥取ゴルフ倶楽部」、ゴルフダイジェスト、2021年5月28日閲覧
  6. ^ a b 「鳥取ゴルフ倶楽部」、アクセス、2021年5月28日閲覧

関連文献

  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「鳥取ゴルフ倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年5月28日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「山陰海岸国立公園内に造られた砂丘コースは鳥取の観光資源でもあった」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月28日閲覧

関連項目

外部リンク

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