2011年スペイン総選挙
2011年スペイン総選挙Elecciones generales de España de 2011
下院 350議席 / 上院 208議席
投票率
24,666,441 (68.9%) ( 0.8%)
第1党
第2党
第3党
党首
マリアーノ・ラホイ・ブレイ
アルフレード・ペレス・ルバルカバ
ジュゼップ・アントーニ・ドゥラン・イ・リェイダ
政党
国民党
スペイン社会労働党
集中と統一
党首就任
2003年9月2日
2011年7月9日
2004年1月24日
党首選挙区
マドリード
マドリード
バルセロナ
前回選挙
154議席、40.1%
169議席、43.9%
10議席、3.0%
獲得議席
186
110
16
議席増減
32
59
6
得票数
10,866,566
7,003,511
1,015,691
得票率
44.6%
28.8%
4.2%
得票率増減
4.5%
15.1%
1.2%
第4党
第5党
第6党
党首
カジョ・ララ
イニャーキ・アンティグエダ
ロサ・ディエス
政党
統一左翼
アマユール
連合・進歩・民主主義
党首就任
2008年12月14日
2011年10月11日
2007年9月26日
党首選挙区
マドリード
ビスカヤ
マドリード
前回選挙
2議席、3.9%
0議席、0.3%
1議席、1.2%
獲得議席
11
7
5
議席増減
9
7
4
得票数
1,686,040
334,498
1,143,225
得票率
6.9%
1.4%
4.7%
得票率増減
3.0%
1.1%
3.5%
下院 選挙区別選挙結果
下院 自治州別選挙結果
2011年スペイン総選挙 (2011ねんスペインそうせんきょ、スペイン語 : Elecciones generales de España de 2011 )は、スペイン の立法府 である国会 を構成する議員を選出するための選挙で、2011年 11月20日 に投票が行われた。スペイン上院 とスペイン下院 の両方で選挙が行われた。
概要
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロ 首相(以下、サパテーロ首相)が7月29日に議会解散と11月20日総選挙実施を表明[ 1] 。9月26日に任期を4ヶ月前倒しする形で国会を解散したことで行われる選挙である[ 2] 。
サパテーロ首相は、総選挙への不出馬を表明(首相候補者は前の政権ナンバー2の前第一副首相兼内務相のアルフレード・ペレス・ルバルカバ [ 3] [ 4] )。直近の世論調査では、与党であるスペイン社会労働党(以下、社会労働党)にたいし、マリアーノ・ラホイ・ブレイ 党首が率いる最大野党である国民党 が支持率で圧倒的優位に立っていた[ 5] 。選挙の結果、社会労働党が大敗し、国民党が圧勝する結果となった[ 6] 。
基礎データ
告示日:11月4日
投票日:11月20日
首相:ロドリゲス・サパテーロ(スペイン社会労働党 )
選挙人数:
下院定数:350議席
選挙制度
選挙区:県単位
投票:政党 あるいは政党連合 のリストに投票。個人への投票は認められない。
比例代表の議席配分:県単位のドント式 で配分
阻止条項 :有効得票の3%以上
投票結果
総人口:47,021,031
有権者数:35,779,491
投票数:24,666,441
有効投票数:24,348,886
白票:333,461
無効票:317,555
世論調査
2019年11月以降の世論調査の結果
選挙結果
下院
投票日:2011年11月20日
投票率 :68.94%(投票者数24,666,441名)
有効投票数 :24,348,886票
党派別議席数及び得票数・率・増減数
党派
得票数
得票率
議席
増減
国民党 (PP)[ 7]
10,866,566
44.63%
186
32
社会労働党 (PSOE)[ 8]
7,003,511
28.76%
110
59
集中と統一 (CiU)
1,015,691
4.17%
16
6
統一左翼 (IU)[ 9]
1,686,040
6.92%
11
9
アマユール (Amaiur)[ 10]
334,498
1.37%
7
連合・進歩・民主主義 (UPyD)
1,143,225
4.70%
5
4
バスク民族主義党 (EAJ-PNV)
324,317
1.33%
5
1
カタルーニャ共和主義左翼=カタルーニャ・シ (ERC-CatSí )[ 11]
256,985
1.06%
3
=
ガリシア民族主義ブロック (BNG)
184,037
0.76%
2
=
カナリア諸島連合 (CC)[ 12]
143,881
0.59%
2
=
COMPROMÍS-Q (Compromís-Equo)[ 13]
125,306
0.51%
1
アストゥリアス市民フォーラム (FAC)
99,473
0.41%
1
1
ゲロア・バイ (GBAI)[ 14]
42,415
0.17%
1
350
出典:El Mundo[ 15] 、TVE[ 16] 、スペイン内務省[ 17] より。
党派は今回の選挙で議席を獲得したものを脚注にて説明。
国民党は代議院350議席中186議席を獲得し、絶対過半数の議席を確保した。一方、社会労働党は議席数を169議席から110議席に減らし、県別ではセビリア県とバルセロナ県の2県でのみ最大得票であるという過去最悪の結果となった。選挙の結果を受けて、サパテーロ首相は退陣し、国民党党首のマリアーノ・ラホイが新首相に就任することが確実となった[ 6] 。社会労働党と国民党の2大政党の議席合計は前回より27議席減、得票も約10%減となり、スペイン共産党 を中核とする政党連合である統一左翼やカタルーニャ の地域政党 「集中と統一」など中小政党は前回選挙の議席をのきなみ上回った。
上院
上院議席266のうち208が選挙によって選ばれ、残りの58議席が各自治州割り当て議席で、自治州議会によって指名される。まず、各自治州に1議席ずつ、そしてその後は自治州の人口100万人ごとに割り振られる。
首相指名投票
2011年12月20日、国民党が選挙で過半数を得たことによって、第一回の投票で同党の党首のマリアーノ・ラホイ 候補が首相に指名された。また、アストゥリアス市民フォーラムとナバーラ住民連合も同候補に賛成票を投じた。
脚注
参考文献