GOUPIL AND C (グーピル・アンド・シー )は、日本 の2人組のロックバンド 。
バイオグラフィー
2006年 に小嶋哲義 と平野祐 により横浜 で結成。前身であったスリーピース・バンドのドラマーの脱退を機に、ベース担当であった平野がドラムにシフトする形で2人編成へ。この時点で平野はドラム の全くの初心者。これを機にバンド名を GOUPIL AND C (初期は「GOUPIL&C」の表記もあり)と改め、2006年頃本格的に活動開始。バンド名はゴッホ の初めて勤めた画商の名前から取られている。
曲作りはもちろん、録音 からアートワーク、果てはTシャツデザイン・シルクスクリーン印刷 に至るまで全て自分たちのみで行っており、完全DIY の姿勢を持つ。自らのレーベル、MARRCAD Ltd. (マーカッド・リミテッド)より様々な作品を発表している。
構成
音楽 / サウンド
エフェクター を一切使用しないアンプ直結のギターとドラムだけの、極めてシンプルな、バンドとしては最小編成である2人編成。
非常にソリッドで破壊力のある剥き出しの生々しいサウンドが特徴。初期にはギターを叩きつけるなど荒々しい演奏もしていた。2人ながらその熱量は高く、音源を聴いたeastern youth [ 2] 吉野寿[ 3] より「久々に骨のあるバカ、発見」[ 4] と評された。(そのバカな熱量が伝わり、後に極東最前線 に出演。)
また、曲作りにおいてはほとんどがスタジオでの即興セッションで生まれたものをもとに作られている。音源の録音においては複数のMD ウォークマン を使用したり、車中で歌入れするなど普通ではない録音方法が取られている。
音源 / ディスコグラフィー
SETSUDAN 2007.8.20 (1stシングル) ※ドイツのロックバンドカン のカバー収録
SETSUDAN / ROUMU / DOOR OUTSIDE MY
PLANET SONG 2008.9.16 (2ndシングル)
PLANET SONG / KAIZOU / FUAN
FREE DEMO 2008.9.11 (フリーデモ音源集) ※ギャング・オブ・フォー 、トーキング・ヘッズ 、ミッション・オブ・バーマ のカバー収録
MUZOUSA / ETHER / Thank You For Sending Me An Angel / THE SETUP / HANDOU demo
BROADWAY 2008.9.21 (即興アルバム) 60分1曲収録
BEATIN' 2009.2.26 (1stアルバム)
ZATSUON / ITSUDATSU / SETSUDAN / GAREKI / ROUMUSHA (Do You Want To Work?) / NO BEAT / EIRI NA KYUUTAI / PLANET SONG / INSIDE / HANDOU / RISEI / JACO'S DEKI
L226 2009.5.7 (LIVEアルバム) 2009年2月26日渋谷クラブクアトロでの極東最前線のLIVEを収録
MUZOUSA / FUAN / ITSUDATSU / GAREKI / PLANET SONG / KAIZOU / INSIDE / RISEI / SETSUDAN
絶望をぶっ殺せ 2010.7.7 (3rdシングル)
鬼殺し 2011.6.6 (4thシングル) ※ジェームス・チャンス・アンド・ザ・コントーションズ のカバー収録
鬼殺し / 平行線の彼方に / 瓦礫・改 / Dish It Out
NEJI 2012.4.27 (5thシングル) ※ザ・スミス のカバー収録
ネジ / 二酸化炭素 / ZUTAZUTA / STILL ILL
SO ON 2014.4.25 (2ndアルバム)
KYOUBOU / ジャッキアップ / KEIZAI / SOUMATOU / ZAGRE! / プルトニウム・チャージ / SPARK / 地下大動脈 / FILAMENT / SOS / 工作機械 / 心
THE SPLIT 2015.8.20 (スプリット盤) bahAMaba とのスプリット
GLITTER (bahAMaba) / 真空 / 霊 (bahAMaba) / INDEPENDENT FRONT
L1709 2015.11.3 (2枚組LIVEアルバム) 2015年8月4日下北沢シェルターと2015年9月5日新宿NineSpicesでのLIVEを収録
L804 side - SOS / 真空 / FILAMENT / NEJI / 新しい猿 / SEIMEI / 工作機械 / PLUTONIUM CHARGE / KEIZAI / INDEPENDENT FRONT / PLANET SONG 2015 / SETSUDAN
L905 side - NEJI / 鬼殺し / KEIZAI / 絶望をぶっ殺せ / SEIMEI / 真空 / SOS / SOUMATOU / PLUTONIUM CHARGE / INDEPENDENT FRONT / PLANET SONG 2015 / FILAMENT
V-16 2017.4.1 (6thシングル)
WAR EP 2017.8.15 (EP)
参加作品
極東最前線3 2013.9.18 (裸足の音楽社/HOS-001) eastern youthの主催するオムニバス・シリーズ
無料オムニバス 2007 ハウシンカ北沢企画オムニバス
ライブ
主に東京のライブハウス ・ライブスペースにて演奏を行っている。(2009年頃までは横浜でも行っていたがその後は東京がメイン)[ 5]
2009年2月にeastern youthのイベント「極東最前線 ~ore no noizu ni tobinore~」に出演。
同年11月、渋谷LUSHにて自主企画「MIDWAY 1 」を開催。2012年には札幌、2014年には郡山 へ遠征。
2015年9月5日には新宿NineSpicesにてbahAMabaとのスプリット盤リリースライブを行った。
リンク
MARRCAD Ltd. - 所属自主レーベルサイト (2017年11月開設)
その音 凶暴につき - 公式ウェブサイト (2017年11月閉鎖)
Twitter - バンド・ツイッター
ZUGA - 小嶋によるブログ
Channel Marrcad - 公式YouTubeチャンネル
Smashing Mag - 渋谷クラブクアトロでのライブの模様
出典 / 脚注
KATAKOTO - 公式ウェブサイト内ページ
『ジャパニーズ・オルタナティヴ・ロック特選ガイド』中込智子監修 ㈱音楽出版社 P.258
^ その前年にGOLDENに帯同して行ったニューヨーク・ツアーにおいて、GOUPIL AND Cはデトロイトで諸事情によりGOLDENとともに入国拒否され強制送還される憂き目に会っている。
^ eastern youth 「雨に抗う 」のプロモーション・ビデオにはオムニバス参加バンドとともにGOUPIL AND Cが出演している。
^ 居酒屋放談YouTbe動画 2013年のコンニチハ!極東本線 各駅停車の旅「GOUPIL AND C」編
^ 青土社 『天沼メガネ節』(吉野寿著) P.104
^ 過去のライブ一覧