ISO/IEC 8859-2:1999 は、ISO/IEC 8859 の第2部であり、中央ヨーロッパの言語のためのラテンアルファベットの文字コードの標準である。1987年に初版が制定された。公式の名称ではないが、Latin-2 と呼ばれることがある。
推奨MIME名は、ISO-8859-2。
概要
ISO/IEC 8859-2 は、以下の言語を記すのに用いることができる。
ドイツ語とアルバニア語は 8859-1 を使うこともできるが、8859-2 で定義されている文字のうち ß はドイツ語、Çç Ëë はアルバニア語以外では使わないので、8859-2 はこれらの言語が使えるように意図的に設計されていることがわかる。
本来はルーマニア語も対象言語であったが、1990年代末の改訂で Unicode との対応表を追加する作業中、ルーマニア語で使われているのは ISO/IEC 8859-2 にあるセディーユつきの S と T (Şş Ţţ) ではなく、下コンマつきの文字 (Șș Țț) であることが判明した。結局、1999年の版では、文字としてはセディーユのついた S T のみを含むが、「セディーユつきの文字を下コンマつきの字のかわりに使ってもよい」と注で記述することになった。その後 2001年にコンマつきの S T を含む ISO/IEC 8859-16 が定義されたので、ルーマニア語にはこちらを使うことが望ましい。
MS-DOS のコードページ 852 および Microsoft Windows のコードページ 1250 は、いずれも同じ地域をサポートするものであり、ラテン文字に関しては同じ文字を含んでいるが、符号位置は互換性がない。
符号表
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