SIMBAD(シンバッド、the Set of Identifications, Measurements, and Bibliography for Astronomical Data[1])は太陽系外の天体のデータベース。フランスにあるストラスブール天文データセンターによって維持運営されている。
SIMBADは、1979年までムードンの計算機センターに存在したCatalog of Stellar Identifications(CSI)とBibliographic Star Index(BSI)を合体して構築され、他の星表や、論文、追加の情報を取り入れることで拡張された。1981年に開発されたVer.2からオンラインで閲覧が可能となった。1990年にリリースされたVer.3はC言語を用いて開発され、ストラスブール天文台のUNIXベースのシステムで運用された。2022年現在はVer.4で運用されており、データはデータベース (DBMS) のPostgreSQLに保存され、Javaで記述されたサポートソフトウェアによって閲覧可能である。2022年6月14日の時点で、13,346,575の天体のデータが収蔵されている[2]。
Egret, D. (1983-03). “S.I.M.B.A.D story: a description of the data base of the Strasbourg stellar data center.”. Bulletin d'Information du Centre de Donnees Stellaires24: 109-123. Bibcode: 1983BICDS..24..109E.