ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve, 1967年10月3日 - )は、カナダの映画監督、脚本家。
来歴
1967年、カナダのケベック州で公証人の父親と専業主婦の母親の長男として生まれる。ケベック大学モントリオール校で映画について学び、キャリア初期にはラジオ・カナダの若年映画コンペ「La Course Europe-Asie」で受賞した[1]。ジニー賞の監督賞は『渦(英語版)』(2000年)、『静かなる叫び』(2009年)[2]、『灼熱の魂』(2010年)[3] で計3回受賞した。
『灼熱の魂』は第83回アカデミー賞の外国語映画賞にカナダ代表として出品され[4]、本戦ノミネートを果たした[5]。
2013年には『プリズナーズ』でハリウッドデビューを果たす。
2016年、エイミー・アダムス主演の『メッセージ』を監督し、第89回アカデミー賞において監督賞にノミネートされた。また、作品賞を含む7部門にノミネートされ、アカデミー音響編集賞を受賞した。
2017年、カルト的な人気を誇るSF映画の金字塔『ブレードランナー』の35年ぶりの続編『ブレードランナー 2049』を発表し、アカデミー賞で撮影賞と視覚効果賞の2部門に輝いた。
2021年、フランク・ハーバートのSF大河小説『デューン砂の惑星』を原作とした『DUNE/デューン 砂の惑星』を監督。コロナ禍での公開でありながら、全世界で2億2320万ドルの興行収入を記録した。また第94回アカデミー賞では、監督賞こそ逃してしまったものの作品賞を含む10部門にノミネートされ、6部門を受賞した。
2024年には、その続編『デューン 砂の惑星 PART2』が公開。世界興行収入6億ドルを超えるヒットとなり、その影響でシリーズの世界累計興行収入が10億ドルを突破した。
フィルモグラフィ
出典
関連書籍
外部リンク