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一関市立室根中学校

一関市立室根中学校
空中写真(2020年)
地図北緯38度56分05.0秒 東経141度26分03.8秒 / 北緯38.934722度 東経141.434389度 / 38.934722; 141.434389座標: 北緯38度56分05.0秒 東経141度26分03.8秒 / 北緯38.934722度 東経141.434389度 / 38.934722; 141.434389
過去の名称 室根村立室根中学校
国公私立の別 公立学校
設置者 室根村(1971年 - 2005年)
一関市(2005年 -)
併合学校 室根村立折壁中学校
室根村立矢越中学校
室根村立津谷川中学校
設立年月日 1971年4月1日
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
学校コード C103220900158 ウィキデータを編集
校地面積 25,525 m2[1]
校舎面積 3,832 m2[1]
所在地 029-1202
岩手県一関市室根町矢越字五反田41-2
外部リンク 公式サイト (edumap)
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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一関市立室根中学校(いちのせきしりつ むろねちゅうがっこう)は、岩手県一関市室根町にある公立中学校。通称は室中(むろちゅう)。

概要

室根町折壁地区の中心部から南西に進んだ高台にある中学校である。校地は矢越地区と折壁地区に跨っており、校舎や体育館は矢越地区に属するが、武道館や校庭の大部分は折壁地区となっている[2][3]。校地西側には、進学前小学校の室根小学校が立地する[4][5]

1971年に室根地域の3校を統合して開校した。鉄筋コンクリート造3階建ての校舎は、耐震工事などを施して築50年を迎えてもなお使用しており、2021年度時点に設置されている市内の中学校では舞川中学校萩荘中学校などに次いで4番目に古い[6]

校章および校歌は、開校後に制定された。校章は1971年10月に制定協議会が発足し、同年12月に制定された[7]室根山を表したものを背景に置き、中央に「中」の文字を配置したデザインで、左右対称となっている[8]。このデザインは室根西小学校室根東小学校、両校を統合した室根小学校にも踏襲されている[9][4]。校歌は1972年11月に制定され、翌1973年1月に披露式を行った[10]。作詞は盛岡市出身で直木賞受賞作家の森荘己池で、作曲は岩手大学名誉教授の鷹嘴洋一である[8][11]。歌詞は室根山や津谷川などの地域性を含んだ内容となっている[8]

沿革

第二次世界大戦後の学制改革により設置された室根町折壁地区の「折壁中学校」、室根町矢越地区の「矢越中学校」、室根町津谷川地区の「津谷川中学校」の3校が1971年を以って統合し、3校は本校の〇〇校舎に移行した。1973年4月に完全統合に伴い各校舎を廃止し、以降は本校へ通学することとなった[8][12]

校庭西側の土地に一関市立室根小学校の校舎をはじめとした各種施設が2022年6月に落成した。同年8月6日に学校機能を旧室根東小学校から移転し、使用を開始した[13]。校庭などは小学校と併用で、校庭の隅に小学校のプールを設置した[注 1][15]

教育目標

心身共に健康で、自ら行動できる人間性豊かな生徒の育成
  • 意欲をもち、主体的に学ぶ生徒(確かな学力)
  • 心豊かで、思いやりのある生徒(豊かな人間性)
  • 体を鍛え、最後までやり抜く生徒(健康・体力)

出典:[8]

学校活動

主な学校行事[19]

1学期

  • 4月 - 紹介式、始業式、入学式、対面式、応援練習
  • 5月 - 室中体育祭、地区通信陸上大会
  • 6月 - 中学生芸術鑑賞(3年生)、一関地方中総体、県通信陸上競技大会
  • 7月 - 吹奏楽コンクール、社会体験(2年生)、終業式
  • 夏季休業

2学期

  • 8月 - 始業式、地区駅伝大会
  • 9月 - 修学旅行(3年生)、一関地方児童生徒独唱大会、一関地方新人戦
  • 10月 - 一関地方中文祭、県新人大会前期
  • 11月 - 新人生体験入学、県新人大会後期
  • 12月 - アンサンブルコンテスト、終業式
  • 冬期休業

3学期

  • 1月 - 始業式
  • 2月 - なし
  • 3月 - 卒業式、修了式
  • 学年末休業 - 離任式

部活動

運動部

  • 陸上部
  • バレーボール部
  • テニス部
  • バドミントン部
  • 剣道部
  • サッカー部(男子)

文化部

  • 吹奏楽部

出典:[20]

施設概要

主な施設を掲載。校地面積は25,525平方メートルである[1]

  • 校舎(3,581 m2[6]) - 1973年竣工の鉄筋コンクリート造3階建て[8][6]
  • 体育館(1,125 m2[1]) - 1973年竣工の鉄筋コンクリート造平屋建て[8][6]
  • 武道館(427 m2[1]) - 1983年竣工の鉄骨造平屋建て[8][6]
  • 部室(276 m2[6]) - 1998年竣工の鉄骨造平屋建て[8][6]
  • プール - 1975年竣工[8]
  • 校庭(11,701 m2[1]
  • テニスコート

生徒・学級数

開校以降の生徒数と学級数の推移。

2024年度の生徒数は75人で、市内では川崎中学校や厳美中学校に続いて4番目に少ない[1]。そのうち新入生は21人で、岩手県が定める学級編制基準の35人を下回っている[1][21]。生徒数は開校当初から減少傾向が続いており、2005年度に200人、2019年度には100人を割った。生徒数の減少により、2012年度までは全学年で2学級編制を維持していたが、その後1学級となる学年が出始め、2019年度以降は全学年が1学級編制となっている[22]

年度 生徒数 増減 学級数 増減 出典 備考
1971(昭和46)年度 563 15 [23] 開校
1972(昭和47)年度 525 -38 不明 [24]
1973(昭和48)年度 500 -25 15 [24][25] 完全統合
1974(昭和49)年度 465 -35 13 -2 [26]
1975(昭和50)年度 423(8) -42 12(1) -1 [27]
1976(昭和51)年度 413(2) -11 12(1) 0 [28]
1977(昭和52)年度 377(2) -36 11(1) -1 [29]
1978(昭和53)年度 361(2) -16 11(1) 0 [30]
1979(昭和54)年度 335(2) -26 10(1) -1 [31]
1980(昭和55)年度 322(5) -13 10(1) 0 [32]
1981(昭和56)年度 327 5 10 0 [33] 開校10周年
1982(昭和57)年度 306(4) -21 9(1) -1 [34]
1983(昭和58)年度 286(2) -20 8(1) -1 [35]
1984(昭和59)年度 265(2) -21 8(1) 0 [36]
1985(昭和60)年度 257(1) -8 8(1) 0 [37]
1986(昭和61)年度 267 10 [24]
1987(昭和62)年度 267 0
1988(昭和63)年度 286 19
1989(平成元)年度 292 6
1990(平成2)年度 285 -7
1991(平成3)年度 289 4 開校20周年
1992(平成4)年度 285 -4
1993(平成5)年度 282 -3
1994(平成6)年度 268 -14
1995(平成7)年度 244 -24 [38]
1996(平成8)年度 255 11
1997(平成9)年度 247 -8
1998(平成10)年度 250 3
1999(平成11)年度 240 -10
2000(平成12)年度 235 -5 8 [39]
2001(平成13)年度 215 -20 7 -1 [40] 開校30周年
2002(平成14)年度 201 -14 7 0 [41]
2003(平成15)年度 206(1) 5 7(1) 0 [42] 特別支援学級設置
2004(平成16)年度 206(1) 0 7(1) 0 [43]
2005(平成17)年度 191 -15 6 -1 [44]
2006(平成18)年度 162 -29 6 0 [45]
2007(平成19)年度 152 -10 6 0 [46]
2008(平成20)年度 147 -5 6 0 [47]
2009(平成21)年度 147(1) 0 7(1) 1 [48]
2010(平成22)年度 160(2) 13 7(1) 0 [49]
2011(平成23)年度 156(3) -4 7(1) 0 [50] 開校40周年
2012(平成24)年度 159(3) 3 7(1) 0 [22]
2013(平成25)年度 124(4) -35 7(2) 0
2014(平成26)年度 128(5) 4 7(2) 0
2015(平成27)年度 106(5) -22 6(3) -1
2016(平成28)年度 114(5) 8 6(2) 0
2017(平成29)年度 107(3) -7 6(2) 0
2018(平成30)年度 103(3) -4 6(2) 0
2019(令和元)年度 98(3) -5 5(2) -1
2020(令和2)年度 92(6) -6 5(2) 0
2021(令和3)年度 97(4) 5 5(2) 0 開校50周年
2022(令和4)年度 96(2) -1 5(2) 0
2023(令和5)年度 86(1) -10 4(1) -1
2024(令和6)年度 75(1) -11 4(1) 0 [1]
※生徒数・学級数内の括弧は特別支援生徒・学級数(内数)

学区

  • 一関市室根町全域
    • 折壁
    • 矢越
    • 津谷川

出典:[5]

進学前小学校

2021年度以前は室根西小学校・室根東小学校が対象だった[51]

出典:[5]

アクセス

鉄道

バス

  • 「一関市役所室根支所前」停留所(岩手県交通)から徒歩で約15分

自動車

周辺

脚注

注釈

  1. ^ 計画当初は、駐車場(給食センター跡地)に小学校との共同プールを設置して、既存のプールは解体し駐車場にする予定だったが、協議によって駐車場を整備することに変更された[14][15]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i いちのせきの教育2024 - はじめに・教育行政”. 一関市. pp. 16,26. 2024年10月18日閲覧。
  2. ^ 室根町矢越”. Googleマップ. Google. 2024年10月18日閲覧。
  3. ^ 室根町折壁”. Googleマップ. Google. 2024年10月18日閲覧。
  4. ^ a b 学校概要”. 一関市立室根小学校. edumap. 2024年10月18日閲覧。
  5. ^ a b c 一関市立小中学校に就学すべき者の学校の指定に関する規則”. 一関市例規集. 一関市. 2023年6月4日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i 一関市学校施設長寿命化計画”. 一関市. p. 6 (2021年3月). 2023年3月22日閲覧。
  7. ^ 東磐井教育長協議会 1973, p. 103, 室根.
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae 学校概要”. 一関市立室根中学校. edumap. 2024年10月18日閲覧。
  9. ^ 室根東・西小学校開校”. 一関市ホームページ. 一関市 (2009年5月1日). 2024年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月19日閲覧。
  10. ^ 東磐井教育長協議会 1973, p. 104, 室根.
  11. ^ 中村 眞子さん【花巻中央地区】”. 花巻物語事典. ふるさと遺産研究所 (2020年5月8日). 2024年10月18日閲覧。
  12. ^ 中学校の沿革”. 一関市. 2022年10月13日閲覧。
  13. ^ a b 新たな歴史ここから 室根小開校、校舎完成祝う【一関】」『岩手日日』2022年9月13日。2022年9月13日閲覧。
  14. ^ 室根地域小学校統合整備推進員会だより 第2号”. 一関市 (2020年4月10日). 2023年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  15. ^ a b 室根地域小学校統合整備推進委員会だより 第4号”. 一関市 (2020年10月9日). 2023年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  16. ^ 室根村史編纂委員会 2004, p. 326.
  17. ^ 岩手県教育委員会東日本大震災津波記録誌”. 岩手県. p. 245 (2014年3月). 2023年3月22日閲覧。
  18. ^ 室根中の「宝物」未来へ 統合50周年で記念式典」『岩手日日』2022年11月6日。オリジナルの2022年11月6日時点におけるアーカイブ。2024年10月18日閲覧。
  19. ^ 2023年度 一関市立室根中学校年間行事計画”. 一関市立室根中学校. edumap (2023年5月19日). 2023年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  20. ^ 一関市立室根中学校 - 部活動・クラブ活動”. Gaccom. 2023年6月4日閲覧。
  21. ^ 一関市議会 教育民生常任委員会 記録”. 一関市 (2023年6月19日). 2024年10月18日閲覧。
  22. ^ a b 一関市立室根中学校 - 学年別の生徒数・学級数”. 学校教育情報サイトGaccom. ガッコム. 2023年6月4日閲覧。
  23. ^ 文化研究社編集部 編『全国学校名鑑 昭和47年版』文化研究社、1972年2月1日、51頁。doi:10.11501/12246676 
  24. ^ a b c 室根村史編纂委員会 2004, p. 335.
  25. ^ 文化研究社編集部 編『全国学校名鑑 昭和49年版』文化研究社、1974年2月1日、51頁。doi:10.11501/12246885 
  26. ^ 福武書店『全国学校名鑑 昭和50年版』福武書店、1974年10月1日、445頁。doi:10.11501/12244266 
  27. ^ 岩手県教育委員会事務局 編『学校一覧 昭和50年度』岩手県教育委員会、1975年8月20日、48-49頁。doi:10.11501/12114708 
  28. ^ 岩手県教育委員会事務局 編『学校一覧 昭和51年度』岩手県教育委員会、1976年8月18日、54-55頁。doi:10.11501/12109822 
  29. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和52年度』岩手県教育委員会、1977年、50-51頁。doi:10.11501/12111553 
  30. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和53年度』岩手県教育委員会、1978年、48-49頁。doi:10.11501/12111552 
  31. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和54年度』岩手県教育委員会、1979年、52-53頁。doi:10.11501/12111551 
  32. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和55年度』岩手県教育委員会、1980年、58-59頁。doi:10.11501/12111550 
  33. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和56年度』岩手県教育委員会、1981年、100頁。doi:10.11501/12111632 
  34. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和57年度』岩手県教育委員会、1982年、98-99頁。doi:10.11501/12111631 
  35. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和58年度』岩手県教育委員会、1983年、96-97頁。doi:10.11501/12111633 
  36. ^ 岩手県教育委員会『学校一覧 昭和59年度』岩手県教育委員会、1984年、98-99頁。doi:10.11501/12111494 
  37. ^ 岩手県教育委員会 編『学校一覧 昭和60年度』岩手県教育委員会、1985年、98-99頁。doi:10.11501/12111488 
  38. ^ 室根村史編纂委員会 2004, p. 336.
  39. ^ 千厩地域の小・中学校”. 岩手県. 2001年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  40. ^ 千厩地域の小・中学校”. 岩手県. 2002年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  41. ^ 千厩地域の小・中学校”. 岩手県. 2003年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  42. ^ 学校一覧 平成15年度”. 岩手県. p. 36 (2003年10月). 2004年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  43. ^ 学校一覧 平成16年度”. 岩手県. p. 36 (2004年10月). 2004年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  44. ^ 学校一覧 平成17年度”. 岩手県. p. 38 (2005年). 2007年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。
  45. ^ 学校一覧 平成18年度”. 岩手県. p. 36 (2006年9月). 2022年10月2日閲覧。
  46. ^ 学校一覧 平成19年度”. 岩手県. p. 36 (2007年10月). 2022年10月2日閲覧。
  47. ^ 学校一覧 平成20年度”. 岩手県. p. 36 (2008年10月). 2022年10月2日閲覧。
  48. ^ 学校一覧 平成21年度”. 岩手県. p. 33. 2022年10月2日閲覧。
  49. ^ 学校一覧 平成22年度”. 岩手県. p. 31. 2022年10月2日閲覧。
  50. ^ 学校一覧 平成23年度”. 岩手県. p. 31. 2022年10月2日閲覧。
  51. ^ 一関市立小中学校に就学すべき者の学校の指定に関する規則”. 一関市例規集. 一関市. 2021年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧。

参考文献

  • 室根村史編纂委員会 編『室根村史 下巻』室根村、2004年3月31日。 
  • 東磐井教育長協議会 編『東磐教育百年の歩み』東磐井教育長協議会、1973年12月10日。 

関連項目

外部リンク

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