太田 愛(おおた あい、1964年9月2日[1] - )は日本の脚本家、小説家。香川県高松市出身。ミリアゴンスタジオ所属。
略歴
人物
作風
- ウルトラシリーズでは、怪獣を中心に物語を発想し、執筆中は怪獣の気持ちを考えていた[1]。そのため怪獣の名前が決まらないと筆を進めることが出来なかったという[1]。
- 人類に敵意をもたない異星人や怪獣が数多く登場(例:ウルトラマンティガのマスコット小怪獣デバンやウルトラマンダイナの瑠璃色宇宙人ラセスタ星人等)し、その為ウルトラマンが怪獣や異星人を倒すという、いわゆる王道の図式ではないストーリーが非常に多い。そんな中で、明確な敵が存在する『ウルトラマンガイア』初期には防衛チームの人間ドラマのみで構成し他の作品では多くを語る怪獣の代わりに「触手のある隕石」(光熱魔石レザイト)を出してお茶を濁した(ガイア後半には地球怪獣と侵略者の対立が持ちこまれ、太田は地球怪獣中心に脚本を書く)。登場する怪獣に本編に出てこない正式名称が存在する場合もある(デバンダデバン、オビコボウシ、シーラキートなど)。
- 『ウルトラマンコスモス』では第13・14話「時の娘」前後編とグラルファンの登場する第57話「雪の扉」の計3本を執筆した他、過去シリーズの人気怪獣再登場が特徴の『ウルトラマンメビウス』で手がけたのは、ほとんどが新怪獣がメインで登場する話である(マケット怪獣のウィンダムや暗黒四天王の1人としてメフィラス星人が登場、また怪獣ではないが第45話「デスレムのたくらみ」では、ウルトラマンジャックがゲストとして登場する)。
- 敵意を持たない敵が多いとされるが、実際凶悪な敵もかなり登場する。傾向としてはイルドやエノメナの様に人心を操り、人の絆を壊す存在である場合が多い。そして「人の絆」がキーになっている話が多く見られ、テレビドラマ『TRICK2』『相棒』などにおいてもストーリー上の整合性やトリック・アリバイなどよりも事件の背景や犯罪者の動機など、「人間を描く」ことを重視する作風は踏襲されている。
小説・エッセイ
小説
単行本
単行本未収録作品
エッセイ
脚本
テレビドラマ
- 美少女H「color girl」「夏の百合」
- 美少女H2「Please Mr.Tomorrow」
- 金曜エンタテイメント ほんとにあった怖い話2「遠い夏」
- 私を旅館に連れてって
- ココだけの話
- TRICK2 episode3(第6話、第7話)「サイ・トレイラー」[18][19]
- 相棒シリーズ(2009年-、テレビ朝日)
- season8(2009 - 2010年) #2「さよならバードランド」、#3「ミス・グリーンの秘密」、#11「願い」、#14「堕ちた偶像」
- season9(2010 - 2011年) #3「最後のアトリエ」、#5「運命の女性」、#13「通報者」
- season10(2011 - 2012年) #3「晩夏」、#10「ピエロ」(元日スペシャル)
- season11(2012 - 2013年) #3「ゴールデン・ボーイ」、#11「アリス」(元日スペシャル)
- season12(2014年)#10「ボマー」(元日スペシャル)
- season13(2014 - 2015年)#8「幸運の行方」、#14「アザミ」[20]
- season15 (2017年) #13「声なき者~籠城」、#14「声なき者~突入」[21]
- season16 (2017 - 2018年) #3「銀婚式」[22]、#10「サクラ」(元日スペシャル)[23]、#15「事故物件」
- season17(2019年)#10「ディーバ」(元日スペシャル)、#18「漂流少年〜月本幸子の覚悟」、#19「漂流少年〜月本幸子の決断」
- season18(2020年)#19「突破口」
- season20(2022年)#11「二人」(元日スペシャル)
- 警視庁捜査一課9係 Season 7 #7「穏やかな死体」
映画
特撮
アニメ
劇場アニメ
脚注
関連項目
外部リンク
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