渦電流探傷試験(うずでんりゅうたんしょうしけん)あるいは渦流探傷試験(かりゅうたんしょうしけん)は、材料、部品あるいは製品の非破壊検査法の一種であり、英語ではET(Eddy Current Testing[1]/Electromagnetic Testing[2])という。鉄鋼・非鉄金属・黒鉛などの導電性材料からなる検査対象に適用可能であり、材料表面あるいは表層に誘起される渦電流がクラック(ヒビ)などの欠陥や表面付近の材質の不均一性によって変化する性質を利用して欠陥検出や材質選別を行う検査手法である。表面及び表面近傍の欠陥検出や材質選別には適しているが、表面下の深い位置にある欠陥検出には不適当である。