観音寺(かんおんじ)は、徳島県板野郡松茂町にある高野山真言宗の寺院。山号は福聚山。本尊は十一面観世音菩薩。
歴史
1602年(慶長7年)に創建[1]。継果によって開基された[2]。元々は阿波国姫田(現在の鳴門市大麻町姫田)の寳福寺という七堂伽藍を擁する巨大な寺院であったが、長宗我部元親の兵火に遭い堂宇など焼失し廃寺となる[2]。
寳福寺の本尊であった阿弥陀如来は焼失したが、脇侍に祀られていた十一面観世音菩薩は戦火を免れ、現在の観音寺を創建した際に本尊として祀ることなった。また寳福寺で脇侍に祀っていた地蔵菩薩は音蔵寺に移された[2]。
境内には徳島藩主である蜂須賀家の絵師・小川芳崖と小川苔石が奉納した天井絵と、2007年(平成19年)に改築した本堂に奉納された天井絵がある[2]。
交通
脚注
- ^ 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603)
- ^ a b c d “沿革”. 観音寺. 2024年6月17日閲覧。
外部リンク