貴船神社(きふねじんじゃ)は、岐阜県可児市兼山にある神社である。社格は旧郷社。兼山の氏神であり、森氏ゆかりの神社である。
例祭を「兼山祭」といい、子供神輿と武者行列が行われる。
祭神
由緒
大治2年(1127年)、土岐氏が、京都の貴船神社から分祀したのが始まりというが、一説に、紀州高野山成就院の末寺清立寺(在所不明)の鎮守として創建されたともいう[1]。以後土岐氏、森氏により保護される。一時衰退したが、元亀3年(1572年)に金山城城主森長一が拝殿等を造営、慶長3年(1593年)に同忠政による社頭その他の造営あって再興された。
明治5年(1872年)郷社に列した。
神事
- 兼山祭
- 毎年10月第3日曜日に行われる例祭。天和元年(1681年)から始まったと伝えられる。かつては神馬や山車、からくり人形が行われていたが、平成元年(1989年)より子供神輿と武者行列を中心とした祭りとなっている。武者行列は、兼山にゆかりのある斎藤正義を先頭に、森蘭丸、坊丸、力丸などに扮した約60名からなる。
文化財
可児市指定重要文化財(有形文化財)
- 木造狛犬(彫刻)(平成17年(2005年)9月27日指定)
- 蛙又(彫刻)(平成17年9月27日指定)
- 棟札(歴史資料)(平成17年9月27日指定)
- 扁額(歴史資料)(平成17年9月27日指定)
可児市指定有形民俗文化財
可児市指定天然記念物
交通機関
脚注
参考文献
外部リンク
関連項目