スイス緑の党(ドイツ語: Grüne Partei der Schweiz, フランス語: Les verts - Parti écologiste suisse, イタリア語: I Verdi - Partito ecologista svizzero, ロマンシュ語:La Verda - Partida ecologica svizra)はスイスの環境政党。2024年現在、国民議会では第5党であるが、連邦参事会に議員を擁していない。
歴史
1971年にヌーシャテルで地域政党として発足。国政レベルでは1979年にダニエル・ブレラッツが緑の党としては初の国民議会議員に選ばれると、国内の各州や都市で「緑の党」を名乗る組織が続々と誕生する。
こうした中、1983年3月には地方の環境団体を糾合した「スイス緑の党連合」(Federation of Green Parties of Switzerland) が、同年6月には左派団体を中心として「スイス緑の代替党」(Green Alternative Party of Switzerland) という、2つの異なる全国的な組織が結成される。1990年、両組織の統合が試みられるも失敗に終わるものの、後に「スイス緑の代替党」の一部党員が「スイス緑の党連合」に移籍する形で、事実上の結党となった。ただし、緑の党自身は「スイス緑の党連合」が設立された1983年3月28日を結党日としている。1993年に現党名へ改称。
この間、1986年には2名の党員が初めてベルンの参事官となったほか、翌1987年には欧州緑の党へ加入する。また、1990年代には党員が市長や最高裁判所裁判官、州大統領に就く例も見られた。
政策
環境主義や公共交通政策を伝統的に重視。外交では平和主義を貫き、経済政策については概ね中道左派である。党員の大多数は欧州連合への加盟を支持。
選挙結果
国民議会
定数200議席
全州議会
定数46議席
- 2003年 - 0議席
- 2007年 - 2議席[4]
- 2011年 - 2議席
- 2015年 - 1議席[2]
- 2019年 - 5議席
また、2007年現在、ベルン、ヌーシャテル、ニトヴァルデン、ヴォー、ツークの各州などで与党となっており、閣僚を送り出している州もある。
脚注
関連項目
外部リンク