スコート(skirt, skort)とは、女性用の衣服(ボトムス)の一種。主にテニス、ゴルフ、チアリーディングなどのスポーツウェア(ユニフォーム)として着用される。
スコートの形状
「スコート」の意味する衣類には、以下の3種類がある。
ミニスカート
日本ではテニス等のスポーツ用ミニスカートを他と区別し、「スコート」と呼ぶのが一般的である。英語表記では「skirt」(スカートの読み替え)となる。
下着が露出しないようにオーバーパンツ(見せパン)としてアンダースコートやスパッツ、ブルマーなどと組み合わせて穿く。
女子卓球でも、従来の半袖・半ズボンスタイルから、ワンピースやミニスカートにシフトしている国もある[1]。世界バドミントン連盟はロンドン五輪で、女子選手のスカート着用義務化を目指していたというが、一部の国からの宗教上の問題を理由とした反対を受け、断念したという報道がある[2]。日本の女子バレーボール・V.LEAGUEでは、海外チームでの採用実績に倣い、2020年にヴィクトリーナ姫路がユニフォームに初採用している[3][4]。
キュロットスカート
上記の「スコート」の語源となったものは、女子学生用のスポーツウェアの商標名である。これは丈の短いプリーツスカートを二股に分かれた半ズボン状にしたもので、衣服としてはキュロットスカートに属する[5]。
フラップ付きショートパンツ
腰部に全体を覆う丈のスカート状フラップ[要曖昧さ回避]が付属したショートパンツ。簡単に言えば、ミニスカートの内部にそれより丈の短いショートパンツを縫い付け一体化させたもの。フラップは前半分のみで前から見たときだけ巻きスカートのように見えるもの、全体を覆うものなど、様々なデザインのものがある。
英語では、「skirt」と「shorts」の合成語である「skort」が使用される (en:Skort)。日本では「キュロパン」「フラップ付きショートパンツ/キュロット」「スカート風ショートパンツ/キュロット」などとして売られている[6]。
脚注
- ^ 中国卓球界が苦境に ミニスカートは発展の転機になるか - 中国網日本語版 2013年9月2日
- ^ 【ロンドン五輪】日本女子バドミントンのユニフォームが “ひらミニ” すぎると海外でも話題に
- ^ “姫路 前監督の竹下佳江球団副社長「今後は違う形でバックアップしたい」。Vリーグ初のスコートユニフォームも披露 新シーズン公式会見”. バレーボールマガジン. studio108 (2020年9月3日). 2024年1月13日閲覧。
- ^ “世界を見据えてスコートユニフォームも採用 「若さを武器に」ヴィクトリーナ姫路が2シーズン目のV1へ意気込み”. ラジトピ. ラジオ関西 (2020年9月10日). 2024年1月13日閲覧。
- ^ コトバンク
- ^ オススメ、スカート風パンツ! - 形状の写真つき解説
関連項目
外部リンク