アメリカなどではこのタイプのコートに固有名詞がつけられていないらしく、単にコート、トップコート(英: top coat、スプリングコートと同義)、レインコートおよびマックコート(英: mac coat、レインコートと同義)などと呼ばれる。そのためステンカラーコート相当のコートが、全く別の名前で流通していることがある。例えば「バーバリー」ではトレンチコートに分類され、カーコート(英語版)という名前で売られている。
語源や由来
「ステンカラー」は和製英語とされており、確認されている最古の使用例は、1911年に出版された『東京年中行事 下の巻[1]』である。語源は諸説あり、フランス語のsoutien(「支える」と言う意味。英語のsupportに相当)に由来するとも、スタンドフォールカラー(英: Stand Fall Collar、立折襟)に由来するとも[2]、ステインド(英: Staind)に由来する[3]とも言われている。ステンカラーの綴りとしてsoutien collarやstain collar、sten collarなど多数ある。