『スーパー魂斗羅 エイリアンの逆襲』(スーパーコントラ エイリアンのぎゃくしゅう)は、コナミから1988年に稼働されたアーケード用アクションシューティングゲーム。『魂斗羅』シリーズの第2作にあたる。北米、欧州版では『Super Contra』のタイトルで稼働された。
1990年にファミリーコンピュータに移植されたが、日本では副題のない『スーパー魂斗羅』、北米では『Super C』、欧州では『Probotector II: Return of the Evil Forces』のタイトルで発売された。その他、北米ではAmiga、PC/AT互換機に移植された。
アーケード版は2007年にXbox 360用ソフトとしてXbox Live Arcadeにて配信された他、2008年にはiアプリに移植、その他にXbox 360用ソフト『Konami Classics Vol.1』(2009年)に収録。 また、2024年にアーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4版とNintendo Switch版が配信された。 ファミリーコンピュータ版は2002年に北米でWindowsに移植された他、バーチャルコンソールにて2007年にWii用ソフトとして、2012年にニンテンドー3DS用ソフトとして、2014年にWii U用ソフトとして配信された他、ニンテンドーDS用ソフト『魂斗羅デュアルスピリッツ』(2007年)に収録された。
『魂斗羅』(1987年)の続編[1]。前作では序盤は謎の軍隊との戦いで、終盤にてその正体がエイリアンということが判明したが、本作では序盤からエイリアンが正体を隠さずに登場する。
前作はサイドビューの横スクロール、奥方向への疑似3Dステージ、サイドビューの縦スクロールと3種類のステージがあったが、本作ではサイドビューの横スクロールステージ(坂道があり上下にも若干スクロールする)とトップビューの縦スクロールステージの2種類に大別される[1][2]。トップビューのステージではジャンプや伏せができず、ジャンプボタンでシェルを使用する(使用回数に制限あり)。
ステージ中、特定の場所でカプセルが飛来し、これを打ち落とすとパワーアップアイテムが落ちてくる[2]。同じ武器を2度取るとさらにパワーアップするようになったり[1]、ジャンプ中にレバー上下で高さを調節できたりといった変更がなされている。これに伴いラピッドビレッツ[3]は廃止された。
ガルカ諸島を拠点にしていたレッド・ファルコン軍の正体は、エイリアンであった。そのエイリアンたちをビルとランスら2人の「魂斗羅」が倒してから、1年が過ぎた。
西暦2634年12月、再びエイリアンたちが地球を襲う。「魂斗羅」は再びエイリアンを倒すため、ヘリコプターに乗って出撃する。
1990年に発売されたアレンジ移植版で、タイトルもサブタイトルのない『Super魂斗羅』になっている。ハードの性能差から色数は少なくなり、同時発音数も少なくなっている他、アーケード版とは異なり横画面になっている。また、アーケード版にあった2段階パワーアップやジャンプ高度の調整は削除されている。パワーアップアイテムはイニシャルに羽のついたもので、ファミリーコンピュータ版『魂斗羅』のシステムに近い。イニシャルがないものは、画面内の敵を全滅させる効果を持つ[2]パワーアップの種類が若干異なるほか、ステージ構成も異なる。一部のステージやボスが削除され、代わりにオリジナルキャラクターやステージが追加されている。総じて移植版というよりは新作に近い内容になっている[2]。 北米版(NES)のタイトルは『Super C』。ヨーロッパおよびオーストラリア版は『Probotector II: Return of the Evil Forces(プロボテクター2 リターン オブ ジ イビル フォーシス)』となっており、敵も味方もロボットに変更されている。
アーケード版の忠実移植。国内版と海外版を収録。「こだわり設定」ではゲームスピードの調整と使用キャラクターの切り替えが可能。
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)[12]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.40点(満30点)となっている[4][18]。
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