株式会社京急百貨店(けいきゅうひゃっかてん、英: KEIKYU Department Store Co.)は、神奈川県横浜市港南区にある京浜急行電鉄(京急)上大岡駅の駅ビル(ゆめおおおか)に所在する京急グループの百貨店。
企業としては、2019年4月1日付で同じく京急グループでショッピングセンター事業を展開していた京急ショッピングセンターを合併。東京都港区にある品川駅の駅ビル型商業施設「ウィング高輪」なども運営している[1]。
大手私鉄が手がける電鉄系百貨店のなかでは京阪百貨店、京成百貨店とともに都心部のターミナル駅に大型店を持たない。
概要
横浜市と京急と地元地権者による上大岡駅前再開発事業により完成した駅ビルゆめおおおかに、1996年10月1日に開業した[2]。横浜市港南区上大岡西にある上大岡駅直上の本館と、鎌倉街道を挟んだ再開発ビルカミオ地下のスポーツ館とで構成される。
売り場面積は42,000m2[3]。電鉄系百貨店としては最後発であり[注 1]、親会社の京急には百貨店のノウハウがほとんどないため、他の百貨店からの人材を集めた[4]。特に伊勢丹からは社長を招き入れ、同社の手法を導入している[5]。地域密着型の『生活者本位制百貨店』として祖父母・両親・子供の三世代に向けた品揃え[6]などが功を奏し、開業以来約10年、119か月にわたり前年同月比の売上高増加を記録した[7]。
テレビ東京のバラエティ番組『出没!アド街ック天国』2013年9月14日放送回で、京急上大岡を特集した際、第1位として選出された[8]。
フロア
- 出典:[9]
本館
階 |
フロア概要
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12階
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屋上青空ひろば・マリノストリコロールパーク上大岡
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11階
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屋上ひろばパティオ・デジキューBBQガーデン
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10階
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レストラン・美容室・エステティック
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9階
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ヨドバシカメラマルチメディア京急上大岡
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8階
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7階
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リビング・家庭用品・催事場・商品券・文具・事務用品・ユニクロ
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6階
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紳士服・雑貨・新星堂・八重洲ブックセンター
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5階
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ベビー服・子供服・玩具・大きいサイズの婦人服
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4階
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婦人服・駐車場入出庫ロビー・GU
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3階
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婦人服・婦人雑貨・京急線改札口
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2階
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イーストテラス・ペット・ボデイケア・美容室
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1階
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スキップゲート・生活雑貨館・ヨドバシカメラマルチメディア京急上大岡・京急線改札口
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地下1階
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食品・スポーツ館(camio内B1階)連絡口・地下鉄改札口
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B1階~3階まではウィング上大岡が隣接している。
別館(camio内)
店舗
営業時間
午前10時~午後8時
- ただし1階生活雑貨館、5階無印良品・Cafe MUJI・COMME CA ISM、6階新星堂・八重洲ブックセンター、8階・9階ヨドバシカメラは、午前10時~午後9時
- 10階レストランは、午前11時~午後10時
- 1階スキップゲートは、店舗により営業時間が異なる。
交通
企業
会社概要
株式会社としての京急百貨店は京浜急行電鉄株式会社の100%子会社として1989年に設立された[10]。1996年10月1日に上大岡再開発地区の百貨店棟に京急百貨店を出店し、京急グループの流通部門の中核となっている[10]。
関連会社
できごと
2024年7月、地下1階の「日本橋鰻伊勢定」で販売されたウナギの弁当や総菜を購入した客の間で集団食中毒が発生。8月5日の時点で159人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、うち90代の女性1人が死亡した。その後、保健所の立ち入り調査により黄色ブドウ球菌が検出されたほか、調理担当スタッフの手洗いなどの衛生管理が不十分だったことが判明した[11]。なお、事故を起こした地下1階の販売店、および10階のレストランは10月31日をもって閉店した[12]。
脚注
注釈
- ^ 元々京浜電気鉄道→京浜急行電鉄は百貨店の白木屋(現:東急百貨店)と事実上の合弁事業として「京浜デパート(菊屋デパート)」→「京浜百貨店」の名称で百貨店を運営していたが、早期に撤退してスーパーマーケットに業態転換し、「京浜ストア」を経て「京急ストア」となった。しかし池袋分店は「武蔵野デパート」→「西武百貨店池袋店」→「西武池袋本店(そごう・西武)」として何度か売却や名称変更を繰り返しながら百貨店として2020年現在も現存している。
出典
参考文献
外部リンク
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関連項目 | |
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