『熱血!ビーチバレーだよ くにおくん』(ねっけつビーチバレーだよ くにおくん)は、1994年7月29日に日本のテクノスジャパンから発売されたゲームボーイ用ビーチバレーゲーム。
同社の『くにおくんシリーズ』の1作であり、テクノスジャパンが製作したシリーズ最後の作品である。2人1組でビーチバレー対戦を行う。他のスポーツゲームの例に漏れず、必殺技が繰り出される破天荒な展開ではあるが、殴りあうことはできない。
開発はテクノスジャパンが行い、音楽は同シリーズの作品を数多く手掛けている澤和雄が担当している。
2008年に携帯電話ゲームとして各種キャリアにて配信された他、2012年にニンテンドー3DS用のバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。
ゲーム内容
対戦形式は、1人でCOMと対決する「1Pモード」と2人で対人戦を行う「VSモード」の2種類がある。
登場ステージはビーチのみならず、サッカー場やコロシアム、果ては空手道場や寺の境内などがある。
本作はスーパーゲームボーイ対応作品で、スーパーゲームボーイを使うと画面がカラーで表示され、BGMはSFC音源になり、「VSモード」は通信ケーブルを使わずにプレイ可能になるが、ピクチャーフレームはない。
登場チーム
全部で8チームあり、全てメンバーは固定されている。中にはビーチバレーとかけ離れたユニークなキャラクターもいる。
- 熱血チーム
- シリーズの顔である、くにお&りきのコンビ。
- 女子バレーボールチーム
- シリーズでおなじみの桃園里美(ももぞの さとみ)&『ダウンタウン熱血行進曲』にて登場した森沢博子(もりさわ ひろこ)のコンビ。森沢は桃園の中学時代の友人である。
- サッカーチーム
- サッカー部部長の隼健治&サッカー部顧問のリベロ・C・山下のコンビ。彼らは私立溝口外語学校に在籍している。
- 空手チーム
- 空手家の加納力&佐野竜助のコンビ。加納は流雲会館の最年少師範で、佐野はその友人である。
- マッチョチーム
- ボディビルダーの一条君雄&嶋田則輝のコンビ。ともにマイアミで暮らしていたことがある。
- お笑いチーム
- 楢橋しんじ&今井りょうのコンビ。ともに劇団『じゅうじゅう』に所属するお笑い担当である。
- 闘牛士チーム
- 闘牛士を夢見る生野牛史郎&スペインからの留学生ペドロ・カーチスのコンビ。
- 天狗チーム
- 柴田星史郎&柴田京史郎の兄弟。兄の星史郎は一族の11代目で、弟の京史郎は師範代。ちなみに彼らの顔はお面ではなく、素顔である。
移植版
スタッフ
- プログラム:ストレートさとう
- デザイナー:しごとにんつぼや(坪谷衛)、大竹剛
- サウンド:アミーゴさわ(澤和雄)、ごとうなおき
- 広報:しみずさん、平井健雄
- おてつだい:しおしおかい(甲斐浩二)、かしわやひでくん(かしわやひでとし)、はるゆきホーガン(渡邊晴行)、まるみちのく、たちごけつちだ(つちだひろえ)、細野健、こんどうくん、丸田康司、ふじたさん、かりやさん、さとうさん
- 企画:よこぺん
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・5・5・4の合計20点(満40点)[9]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、22.1点(満30点)となっている[10]。
項目
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キャラクタ |
音楽 |
お買得度 |
操作性 |
熱中度 |
オリジナリティ
|
総合
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得点
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4.2 |
3.5 |
3.7 |
3.4 |
3.6 |
3.7
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22.1
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脚注
外部リンク
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熱血硬派シリーズ | |
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ダウンタウンシリーズ | |
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熱血高校ドッジボール部 | |
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超熱血シリーズ | |
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その他 | |
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関連作品 | |
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