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貞享

貞享じょうきょうは、日本元号の一つ。天和の後、元禄の前。1684年から1688年までの期間を指す。この時代の天皇霊元天皇東山天皇江戸幕府将軍は徳川綱吉

改元

朝廷は当初、「文長」と「天明」を候補として決めたが、江戸幕府が両方の案に反対したために紛糾し、最終的に朝廷が「天明」と差し替える形で提案された「貞享」で両者が折り合う形となった(「貞享」は最終案から落選した候補であり、朝廷が強く推していた「文長」とともに再提案の候補とされたが、幕府は再び「文長」を拒否して「貞享」を選択した)[1]

出典

周易』の「永吉、王用于帝、吉。(永なれば吉、王用って帝にす、吉。)」から。

「末長く正しい道を守るのがよろしい。天の神を祀り、神はこれをお受けになって、幸運を得る。」という意味である。

貞享年間の出来事

誕生

死去

西暦との対照表

※は小の月を示す。

貞享元年(甲子 一月※ 二月 三月 四月※ 五月 六月※ 七月 八月※ 九月※ 十月 十一月※ 十二月
グレゴリオ暦 1684/2/16 3/16 4/15 5/15 6/13 7/13 8/11 9/10 10/9 11/7 12/7 1685/1/5
ユリウス暦 1684/2/6 3/6 4/5 5/5 6/3 7/3 8/1 8/31 9/29 10/28 11/27 12/26
貞享二年(乙丑 一月※ 二月 三月※ 四月 五月 六月※ 七月 八月※ 九月 十月※ 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1685/2/4 3/5 4/4 5/3 6/2 7/2 7/31 8/30 9/28 10/28 11/26 12/26
ユリウス暦 1685/1/25 2/23 3/25 4/23 5/23 6/22 7/21 8/20 9/18 10/18 11/16 12/16
貞享三年(丙寅 一月 二月※ 三月 閏三月※ 四月 五月※ 六月 七月 八月※ 九月 十月※ 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1686/1/24 2/23 3/24 4/23 5/22 6/21 7/20 8/19 9/18 10/17 11/16 12/15 1687/1/14
ユリウス暦 1686/1/14 2/13 3/14 4/13 5/12 6/11 7/10 8/9 9/8 10/7 11/6 12/5 1687/1/4
貞享四年(丁卯 一月 二月※ 三月※ 四月 五月※ 六月 七月 八月※ 九月 十月 十一月※ 十二月
グレゴリオ暦 1687/2/12 3/14 4/12 5/11 6/10 7/9 8/8 9/7 10/6 11/5 12/5 1688/1/3
ユリウス暦 1687/2/2 3/4 4/2 5/1 5/31 6/29 7/29 8/28 9/26 10/26 11/25 12/24
貞享五年(戊辰 一月※ 二月 三月※ 四月※ 五月 六月※ 七月 八月※ 九月 十月 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1688/2/2 3/2 4/1 4/30 5/29 6/28 7/27 8/26 9/24 10/24 11/23 12/23
ユリウス暦 1688/1/23 2/21 3/22 4/20 5/19 6/18 7/17 8/16 9/14 10/14 11/13 12/13

脚注

  1. ^ 久保貴子「改元にみる朝幕関係」『近世の朝廷運営-朝幕関係の展開-』(岩田書院、1998年) ISBN 4-87294-115-2 P235-236


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