駒場東大前駅
駒場東大前駅(こまばとうだいまええき)は、東京都目黒区駒場三丁目にある、京王電鉄井の頭線の駅である。井の頭南管区所属[1]。駅番号はIN03。目黒区最北端の駅である。
京王電鉄の駅で唯一、目黒区に所在する。
歴史
井の頭線で唯一戦後に開業した駅であり、最も新しい駅でもある。
年表
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。傾斜地にあるため、吉祥寺寄りは高架ホーム、渋谷寄りは通常の地平ホームとなっている。改札口は、吉祥寺寄りホーム階下の西口と渋谷寄りの路盤上にある東口・東大口の2か所がある。東口は橋上駅舎となっており、2つの出口の内、南側は渋谷方面の道に、北側は東京大学駒場キャンパス方面に出る。
ホームと西口改札間にエレベーターが設置されている。
トイレは構内には設置されておらず、駅利用者は西口駅前の目黒区公衆便所を利用することとなる。京王電鉄全駅の中で自社管理の旅客トイレがない唯一の駅である。
のりば
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は34,257人である[京王 1]。平日朝は付近の学生でごった返している。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度別1日平均乗降・乗車人員[3]
年度
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1日平均 乗降人員[4]
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1日平均 乗車人員[5]
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出典
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1965年(昭和40年)
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[注釈 1]47,703
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1970年(昭和45年)
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43,864
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1975年(昭和50年)
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43,791
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1980年(昭和55年)
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36,919
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1985年(昭和60年)
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35,021
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1990年(平成02年)
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36,261
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17,868
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[* 1]
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1991年(平成03年)
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18,238
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[* 2]
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1992年(平成04年)
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18,551
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[* 3]
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1993年(平成05年)
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18,323
|
[* 4]
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1994年(平成06年)
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18,367
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[* 5]
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1995年(平成07年)
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37,286
|
18,445
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[* 6]
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1996年(平成08年)
|
|
18,608
|
[* 7]
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1997年(平成09年)
|
|
18,189
|
[* 8]
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1998年(平成10年)
|
|
18,008
|
[* 9]
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1999年(平成11年)
|
|
17,481
|
[* 10]
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2000年(平成12年)
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35,669
|
17,575
|
[* 11]
|
2001年(平成13年)
|
|
17,923
|
[* 12]
|
2002年(平成14年)
|
36,282
|
18,074
|
[* 13]
|
2003年(平成15年)
|
37,443
|
18,456
|
[* 14]
|
2004年(平成16年)
|
37,390
|
18,458
|
[* 15]
|
2005年(平成17年)
|
37,606
|
18,619
|
[* 16]
|
2006年(平成18年)
|
38,110
|
18,970
|
[* 17]
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2007年(平成19年)
|
39,017
|
19,601
|
[* 18]
|
2008年(平成20年)
|
39,927
|
20,071
|
[* 19]
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2009年(平成21年)
|
40,411
|
20,315
|
[* 20]
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2010年(平成22年)
|
40,024
|
20,063
|
[* 21]
|
2011年(平成23年)
|
39,297
|
19,682
|
[* 22]
|
2012年(平成24年)
|
39,119
|
19,510
|
[* 23]
|
2013年(平成25年)
|
39,813
|
19,890
|
[* 24]
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2014年(平成26年)
|
38,878
|
19,408
|
[* 25]
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2015年(平成27年)
|
38,767
|
19,320
|
[* 26]
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2016年(平成28年)
|
39,101
|
19,540
|
[* 27]
|
2017年(平成29年)
|
39,417
|
19,707
|
[* 28]
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2018年(平成30年)
|
39,099
|
19,532
|
[* 29]
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2019年(令和元年)
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37,851
|
18,872
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[* 30]
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2020年(令和02年)
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18,480
|
9,225
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[* 31]
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2021年(令和03年)
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[京王 2]24,995
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2022年(令和04年)
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[京王 3]31,775
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2023年(令和05年)
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[京王 1]34,257
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乗降人員数の推移
- 東大前駅
- 1964年度:30,617人(駅統合前最終年度)
- 1960年度:22,420人
- 1955年度:14,617人
- 駒場駅
- 1964年度:16,407人(駅統合前最終年度)
- 1960年度:12,621人
- 1955年度:9,798人
駅周辺
その名の通り、東京大学駒場キャンパスと隣接しており(赤門や安田講堂で有名な本郷キャンパスとは場所が異なる[注釈 2])、前記したように線路を挟んで北側一帯は全て東大の敷地となっている。この他にも、駒場には教育機関が多数集まっている。
周辺は閑静な住宅街である。駅南側を東西に走る通りは、標高が東大キャンパスより低いことから「駒下」と通称される、昔ながらの商店街が続いており、小規模な個人商店が並ぶ。定食屋や弁当屋といった学生を主な対象とする商店も見られる。
2002年(平成14年)にバリアフリー対応のために西口の階段横に新たな通路を設け、エレベーターが新設された。しかし、元々通行量が多かった階段が狭くなったことで、エレベーター新設後も通勤・通学客による混雑と渋滞が慢性化している。
特に朝ラッシュ時は電車を降りてから改札を出るまで5分以上掛かる場合もあり、対応策として各学校などが東口に迂回するよう指示したこともある。
その他の施設
歴史
駒場駅と東大前駅の統合という由来を持つ。
この2駅間には現在の駒場東大前駅のホームの長さ分程度しか駅間距離がなかった。統合前の痕跡は、(西)駒場駅の跡としては池ノ上駅側(吉祥寺側)の踏切との間にプラットホームの残骸が、東大前駅(一高前駅・東駒場駅)の跡としては神泉駅側(渋谷側)に、駅の現在位置から少し不自然に離れて駅広告看板が現在も残っている。
ギャラリー
隣の駅
- 京王電鉄
井の頭線
- ■急行
- 通過(臨時停車の場合あり)
- ■各駅停車
- 神泉駅 (IN02) - 駒場東大前駅 (IN03) - 池ノ上駅 (IN04)
脚注
注釈
出典
- 東京都統計年鑑
- 京王電鉄の1日平均利用客数
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 駒場東大前駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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