2013年の気象・地象・天象(2013ねんのきしょう・ちしょう・てんしょう)では、2013年(平成25年)の気象・地象・水象・天象に関する出来事について記述する。
なお、2013年の地震については「2013年の地震」を、2013年の台風については「2013年の台風」を参照のこと。
2012年の気象・地象・天象 - 2013年の気象・地象・天象 - 2014年の気象・地象・天象
気象
1月
- 1月1日 – オーストラリアで100年以上ぶりの熱波(アデレード、41.1°C)、各地で野火が発生[1]。
- 1月初旬 – インド北部で2012年末から強い寒波、少なくとも107人死亡[2]。
- 1月14日 – 関東地方や東北地方太平洋側を中心に大雪。15日までに茨城、長野両県で2人が死亡、降雪以外の要因では沖縄県で船舶座礁により1人死亡で低気圧により計3人死亡、15都県で計1572人が重軽傷[3]。
- 1月17日 - インドネシアの首都ジャカルタが豪雨による洪水で冠水[4]。
- 1月18日 - シドニーで気温が45.8°Cを観測。最高気温を74年ぶりに更新[5]。
- 1月27日 – アフリカ南部モザンビークで数日間大雨、大規模な洪水が発生。15万人が避難、40人死亡[6]。
2月
2013年2月の1981-2010年を基準とした大地と海洋の温度比較。
2013年2月の大地降水量パーセンタイルの平均値との差異。
- 2月8日 - 米北東部で、暴風雪。マサチューセッツ州やニューヨーク州、コネティカット州など5州で非常事態宣言が発令[7]。
- 2月21日 – 北日本の日本海側は、強い冬型の気圧配置で大雪となり、青森市・酸ヶ湯では積雪が515cmと、気象庁の観測地点の中で国内最高を記録[8]、24日には積雪が529cmと過去最高を記録[9]、26日には566cmと最多記録を更新した[10]。
3月
- 3月2日-3日 - 北海道の中心気圧が970hpaと台風並みの低気圧で、暴風雪となり。中標津町で最大瞬間風速34mを観測。遭難者が相次いだ。
- 3月9日 - 韓国ソウルで23.8℃を観測。3月としては106年ぶりの気温で、平年に比べ15度高い。
- 3月10日 – 東京都心で6月中旬並みの25.3°cを観測、観測開始以来、最も早い夏日となり3月の最高気温を更新した。また関東南部で煙霧が発生した[11]。
- 3月16日 - 気象庁は、東京・靖国神社の桜(標本木)の開花を発表。平年より10日早い。
- 3月21日
- 大阪市と神戸市の桜の開花が発表。平年より7日早い。
- ウクライナの首都キエフで1881年以来となる積雪が観測。
- 3月24日 - 石川県金沢市で夏日を観測。日本国内で3月に夏日を観測するのは10年ぶり。
4月
- 4月1日 - モスクワで4月としては新記録となる65cmの積雪を観測[12]。
- 4月3日 - アルゼンチンのラプラタで豪雨による洪水が発生、50人以上が死亡。雨量は約3時間で300mmを記録[13]。
- 4月6日 - 発達した低気圧の影響で各地で荒天となった(メイストーム)。神奈川県海老名市では観測史上最大となる102mmの1時間降水量を記録した[14]。翌7日は全国的に風が強く、北海道、三重県、長崎県で計3人死亡[15]。
- 4月21日 - 東日本各地で積雪が観測され、仙台では66年ぶりの積雪観測となった。
5月
- 5月1日 - 東京都心での4月の降水量が283ミリ、横浜市では281ミリと平年の2倍以上であったと気象庁が発表。
- 5月2日 - 札幌で降雪を観測。5月としては21年ぶり[16]。
- 5月9日 - マウナロア観測所(ハワイ)での大気中の二酸化炭素平均濃度が、400.03ppmを記録。400ppmを超えたのは1958年観測以来初。
- 5月中旬 - ロシアアルタイ地方で30℃を観測、数日後には降雪が観測された。
- 5月15日 - 米国テキサス州で13個以上の竜巻(EF4相当)が発生。6人以上が死亡。
- 5月19日 - 米国オクラホマ州、カンザス州、イリノイ州、アイオワ州の4州で26個の竜巻が発生。
- 5月20日 - 米国オクラホマ州ムーアで竜巻(直径3.2km、風速秒速90m、EF5相当)が小学校を直撃。小学生9人含む24人が死亡。(2013年ムーア竜巻)
- 5月22日 - ロシアのトゥーラ州エフレモフで竜巻が発生[17]。
- 5月24日 - 大分県日田市で猛暑日を観測。日本国内で5月に猛暑日を観測するのは6年ぶり
- 5月26日 - 北海道稚内市で桜が開花(平年より12日遅い)[18]。
- 5月27日 - 気象庁は、九州北部・南部と中四国の梅雨入りを発表。
- 5月29日 - イタリア・ミラノで竜巻。
- 5月31日 - 米国オクラホマ州のオクラホマシティーで竜巻。
6月
7月
- 7月8日 - カナダのトロントで豪雨により洪水[25]。
- 7月23日 - 気象庁が東京都に記録的短時間大雨情報を出し、局地的に50mm以上の時間雨量を観測した。
- 7月26日 - 上海で40.6℃を観測、最高気温の記録(1934年、40.2℃)を更新した。
- 7月28日 - 山口県と島根県の県境を中心に記録的な豪雨が発生し、3人の死者と行方不明者、および約500棟の住宅に被害が発生。山口市で1時間あたり143.0mmを記録し、日本の1時間降水量歴代11位を記録した。
- 7月 - 奄美地方の名瀬、笠利、天城、伊仙の月間降水量が観測史上初めて0.0ミリとなった[26]。
8月
- 8月8日 - 台湾の台北市で史上最高気温となる39.3度を観測。
- 8月9日 - 秋田県、岩手県で、記録的な大雨(鹿角で293mm/24H、雫石で259mm/24H、鎧畑で245mm/24H)を観測。
- 8月10日 - 甲府市と四万十市で今年 最高気温40.7度(国内観測史上4位)を観測。
- 8月11日 - 東京都心の最低気温が30.4度を観測。国内観測史上2番目。
- 8月12日 - 高知県四万十市で当時国内最高記録となる気温41.0度を観測[27]。
- 8月中旬 - ロシアアムール州、中国黒竜江省、吉林省が豪雨により大規模な洪水。アムール川の水位が過去最高を更新した。
- 8月20日 - フィリピンの首都マニラで豪雨により洪水。60%が冠水。
- 8月23日・24日 - 島根県江津市で、記録的な豪雨。24時間雨量が413.5ミリを観測[28]。
9月
- 9月1日 - ペルーで寒波。9地方で非常事態を宣言。
- 9月2日 - 埼玉県越谷市と千葉県野田市でF2の竜巻が発生、民家が被害。
- 9月4日 - 栃木県矢板市と鹿沼市で竜巻が発生、民家が被害。
- 9月11日-12日 - 米コロラド州ボルダー郡などで豪雨により洪水。ラリマー郡ではダムが決壊。
- 9月14日-16日 - メキシコに2つの熱帯低気圧(マニュエル、イングリッド)が襲い、集中豪雨により洪水、地滑りが発生。国土の2/3に被害が出た。
- 9月16日 - 台風18号の接近により、総雨量が福井県小浜市で333.5ミリ、滋賀県大津市で300ミリ、京都府京北町で280ミリを観測。気象庁は、京都府、滋賀県、福井県に大雨特別警報を発表。
- 9月24日 - 富士山の初冠雪を甲府地方気象台が発表。
10月
- 10月9日 - 新潟県糸魚川市で35.1℃を観測し、日本の観測史上初めて10月の猛暑日となった[29]。
- 10月12日 - 東京都心で31.3℃となり、観測史上最も遅い真夏日となった。また全国57の観測点でも真夏日となった。
- 10月13日 - インド東部のオリッサ州に大型サイクロン「ファイリン」(英語版)が上陸。90万人が避難。
- 10月16日 - 台風26号の影響で伊豆大島で時間雨量122.5ミリ、24時間雨量824ミリを観測。
- 10月28日 - イギリスやフランスなど欧州西部で10年に1度の規模の暴風雨。最大風速は時速約160kmを記録。(セント・ジュードと命名された)
11月
- 11月8日 - 台風30号がフィリピン中部のサマール島などを直撃、多数の死者がでた。
- 11月11日 - 気象庁が東京での木枯らし1号を発表。
- 11月18日 - イタリア南部サルデーニャ島で、発達した低気圧によって記録的な豪雨となり、19日、同島に非常事態宣言が出された。
12月
地象
日本周辺ではM5~6クラスの地震が多く発生した。日本国内の有感地震の最大震度は淡路島地震の6弱で、最大規模はオホーツク海で発生した地震のMw8.3であった。
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
- 7月2日 - インドネシアのスマトラ島北部アチェ州でM6.1の地震が発生。7月3日までに死者24人[50]。
- 7月4日 - メキシコのポポカテペトル山の火山活動が活発化、再び噴火[51]。
- 7月10日 - 鹿児島県の桜島昭和火口で爆発的噴火があり、3400mまで噴煙があがった。この高さは史上3番目[52]。
- 7月15日 - 南大西洋上のサウスサンドウィッチ諸島付近を震源とするM7.2の地震発生。
- 7月21日 - ニュージーランドのクック海峡でM6.5の地震が発生。
- 7月22日 - 中国甘粛省定西市を震源とするM6.6の地震があり、56人が死亡。(甘粛地震を参照)
- 7月31日 - 米国イエローストーン国立公園のスチームボート・ガイザー(間欠泉)が8年ぶりに噴出。
8月
9月
10月
- 10月15日 - フィリピン中部のボホール島付近を震源とするM7.1の地震発生。150人以上が死亡。(英語版)
- 10月26日 - 福島県沖約370kmの太平洋上を震源とするM7.1の地震発生。
- 10月26日 - イタリアのエトナ火山が大規模噴火。
11月
- 11月17日 - 南大西洋スコシア海でM7.8の地震発生。
- 11月20日 - 小笠原諸島の西之島の南東500mで噴煙と楕円形の陸地の隆起が観測された。
12月
水象
天象
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
11月
12月
脚注
関連項目