JPXプライム150指数(ジェーピーエックス・プライム・ひゃくごじゅうしすう)は、東京証券取引所プライム市場に上場する内国普通株式を対象とする時価総額加重平均型株価指数の株価指数である。2023年7月3日から算出を開始[1]。
コンセプトは「価値創造が推定される我が国を代表する企業で構成される指数」で、プライム市場より選ばれた150の銘柄によって構成されている[1]。
沿革
- 2023年3月30日、JPX総研が新指数「JPXプライム150指数」の創設を発表[2]。
- 2023年5月26日、JPXプライム150指数の構成銘柄を公表。
- 2023年7月3日、JPXプライム150指数の算出を開始。
特徴
エクイティ・スプレッド(ES)という計算モデルとPBR(株価純資産倍率)の2つの選定基準を採用している[3]。資本収益性から75銘柄を選定、市場評価で75銘柄を選定している[4]。
2023年5月の採用銘柄の発表で、日本企業で時価総額首位のトヨタを筆頭に、三菱UFJフィナンシャル・グループ、パナソニックグループといった大企業が外れたことが話題となった[5]。ホンダ、ソフトバンクグループなども選ばれなかった[6]。三菱UFJフィナンシャル・グループを含む3大メガバンクも指数から外れている[7]。日本を代表する企業でも基準を満たしていないものは選定から漏れる[8]。2024年にトヨタ自動車、ソフトバンクグループは採用された[9]。
2023年7月3日の算出開始から1カ月の運用成績は、東証株価指数(TOPIX)を下回り、日経平均株価とほぼ同じ動きとなった[10]。
構成銘柄
2023年5月26日の基準値は1000[11]。
(2024年8月30日現在[13])
構成銘柄入れ替え
毎年8月に定期的に入れ替えが行われる[14]。
ETF・投資信託・先物
2023年9月26日、日本取引所グループ傘下の大阪取引所は、JPXプライム150指数の先物を上場すると発表[15]し、2024年3月18日に取引を開始した[16]。
2024年1月24日、大和アセットが「iFreeETF JPXプライム150(銘柄コード:2017)」を新規上場[12]。
脚注
外部リンク