390形「ペンドリーノ」
221形「スーパー・ヴォイジャー」
ヴァージン・トレインズ (Virgin Trains)は、かつて存在したイギリス の列車運行会社 で、イギリス国鉄 民営化 (英語版 ) 直後の1997年3月に営業を開始し、2019年12月にアヴァンティ・ウェスト・コースト に運行を引き継ぐまで、約23年にわたってロンドン ・ユーストン駅 からのウェスト・コースト本線 の中長距離列車などを運行していた。直接の親会社はヴァージン・レール・グループ (英語版 ) であり、当初はヴァージン・グループ が100%、1998年からはヴァージン・グループが51%、ステージコーチ・グループ (英語版 ) が49%を出資していた。
なお、ヴァージン・トレインズのブランドは他にバーミンガムとアバディーン、ペンザンスを結ぶ「クロスカントリー」系統を運行するヴァージン・クロスカントリー (Virgin CrossCountry)で1997年から2007年まで、東海岸本線 の都市間列車を運行するヴァージン・トレインズ・イースト・コースト (Virgin Trains East Coast)で2015年から2018年まで使用されており、前者とは直接の親会社も共通であった。
歴史
1997年3月9日よりウェスト・コースト本線の長距離列車の営業権を持ち、列車を運行していた。この間、390形電車 「ペンドリーノ 」や221形気動車 「スーパー・ボイジャー (英語版 ) 」などの新型車両への置き換えを行った。
2012年8月15日、ウェスト・コースト本線におけるヴァージン・トレインズの鉄道営業権は同年12月8日付で失効し、翌12月9日以後の鉄道営業権はファーストグループ 傘下のファースト・ウェスト・コーストが2026年3月31日まで保持することが決定された[ 1] [ 2] 。しかし入札の際にミスや不手際があった事が浮き彫りになり、ヴァージン・トレインズは2017年4月まで運営権を保持する事になった[ 3] 。
2019年8月、ファーストグループ とトレニタリア による合弁企業アヴァンティ・ウェスト・コースト がウェスト・コースト本線のフランチャイズの営業権を獲得し、ヴァージン・トレインズは2019年12月7日で運行を終了した[ 4] 。
路線
2008年12月からの時刻表
A、B、C、E(一部)が、390形「ペンドリーノ」 による運行
D(大半)、E(一部)、Fが、221形「スーパー・ボイジャー」 による運行
Dのうち、毎週土曜日、8時50分ユーストン発ホーリーヘッド行きと、14時38分ホーリーヘッド発ユーストン行きはペンドリーノによる運行。途中クルーから先は57形ディーゼル機関車に牽引される。
脚注
関連項目
外部リンク
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*は過去の傘下企業・部門
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