キシュベル(Kisbér、ハンガリー政府観光局はキシュベールと表記、キスバーとも、1873年 - ?)は、1870年代にイギリス・フランスで活躍したハンガリー出身の競走馬である。
父バッカーニアと母ミネラルの間にハンガリーの国立キシュベル牧場で生まれ、イギリスで調教を受けた。おもな勝ち鞍はエプソムダービー、パリ大賞典、デューハーストステークスの3つ。エプソムダービーは、イギリス(当時はアイルランド全土含む)以外で生産された馬としてグラディアトゥール(フランス生まれ)に次ぐ2頭目の制覇である。
引退後はドイツで種牡馬となり、3頭のドイチェスダービー馬(ハーデンベルク、Trollhetta、スパーバー)を出すなど成功、計3度ドイツチャンピオンサイアーを獲得した。1歳下のキンチェムとともにかつてのオーストリア=ハンガリー帝国の競馬・馬産レベルの高さを現在に伝えている。[要検証 – ノート]
血統表
キシュベルの血統(バッカニーア系(ヘロド系) / Birdcatcher 母内3x4=18.75%、 Edmund 父内4x5=9.38%、 Sultan 5x5=6.25%) |
(血統表の出典)
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父 Buccaneer 1857 鹿毛 イギリス
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父の父 Wild Dayrell 1852 青鹿毛 イギリス
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Ion
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Cain
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Margaret
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Ellen Middleton
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Bay Middleton
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Myrrha
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父の母 Little Red Rover Mare 1841 栗毛 イギリス
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Little Red Rover
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Tramp
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Miss Syntax
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Eclat
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Edmund
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Squib
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母 Mineral 1863 栗毛 イギリス
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Rataplan 1850 栗毛 イギリス
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The Baron
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Birdcatcher
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Echidna
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Pocahontas
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Glencoe
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Marpessa
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母の母 Manganese 1853 栗毛 イギリス
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Birdcatcher
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Sir Hercules
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Guiccioli
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Moonbeam
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Tomboy
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Lunatic F-No.4-d
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外部リンク