驚異の部屋 。蒐集 という営為の象徴。
好古家 (こうこか[1] 、英語 : antiquarian または antiquary )とは、古事物の愛好家の古称 。例えば骨董品 ・古美術品 ・古書 ・古銭 ・遺物 などを蒐集 したり、史跡 ・郷土史 ・碑文 ・系譜 ・古語 ・古俗 ・古地図 などを調査 したりする人のこと。つまり「好古趣味」(antiquarianism 、「アンティクアリアニズム」「好古[4] 」「好古学」「好古癖[6] 」「古事物学」とも)を嗜む人のこと。
好古学者 、尚古家 、古事学者 、古事物学者 、古物収集家 、古物研究家 、古事物研究家 、アンティクアリアン [注釈 1] ともいう。
概要
日本語の「好古家」は、英語の「antiquarian 」(antiquary とも[注釈 2] 、ラテン語 : antiquarius )に対応する[12] 。
好古家に明確な定義は無いが、現代でいう考古学者 ・歴史学者 ・美術史学者 ・建築史学者 ・博物学者 ・民俗学者 ・文化人類学者 [17] ・地誌学者 ・書誌学者 ・文献学者 などと重なる場合が多い。あるいは、それらの分野の愛好家 や好事家 、好奇心 や蒐集癖を動機とする学者、実地調査 や一次資料 の分析を主とする学者を指す。あるいは、近代 的な考古学 (archeology )が成立する以前に活動した考古学者のような人を指す。
2000年 頃から、好古家は諸分野の学者に徐々に注目されるようになった(#研究史 )。
歴史
古代ギリシア・ローマ
古代ギリシア には、考古学(archeology )の語源であり、好古学に該当する「アルカイオロギア」(古希 : ἀρχαιολογία ) という分野が存在したことが、プラトン 『大ヒッピアス 』から窺える。古代ギリシアの好古家として、ヒッピアス やヘラニコス が挙げられる。
古代ローマ には、伝統 を重んじる気風、すなわち「父祖の遺風 (英語版 ) 」(モス・マイオルム)が根強かったため、好古の書物がおのずから多く書かれた。具体的には、古代ローマの祭祀 (英語版 ) 、古代ローマの国制 (英語版 ) 、古俗 、家譜 、語源 、地誌 、ランドマーク などのトピックを主題として扱う書物が書かれた。これらのトピックは、リウィウス やタキトゥス が書いたような歴史書 類(年代記 ・ローマ史 (英語版 ) )でも扱われた。しかしながら、そのような好古を主題にした書物は大半が散逸しており、現存する書物に引用されて伝わっているだけのものが多い。[20]
古代ローマの好古家として、ウァロ 、大プリニウス 、ゲッリウス 、マクロビウス らが挙げられる。あるいは、ローマ帝国支配下のギリシア 語の著作、例えばパウサニアス 『ギリシア案内記 』[17] 、アテナイオス 『食卓の賢人たち 』、プルタルコス 『モラリア (英語版 ) 』における「ローマ習俗問答」 なども好古の要素をもつ。キケロ の『占いについて (英語版 ) 』も好古の要素をもつが、キケロ自身は好古よりも哲学 に主眼を置いていた。そのほか、クラウディウス帝 も好古の書物を著したとされるが散逸してしまった。[20]
欧米
ネミ湖のローマ船 (模型)
15 -16世紀 のイタリア ・ローマ では、「ルネサンス 」の一環として、古代ローマに対する好古が盛んに行われた。例えば、ネミ湖のローマ船 を潜水調査し水中考古学 の先駆者となったデ・マルキ (イタリア語版 ) や、その布石を作ったアルベルティ 、ビオンド (英語版 ) 、そのほかポッジョ・ブラッチョリーニ 、ピッロ・リゴーリオ 、マールテン・ファン・ヘームスケルク 、マヌエル・クリュソロラス (英語版 ) 、チリアコ・ダンコーナ (英語版 ) 、ジョヴァンニ・ジョコンド (英語版 ) らが活動した。教皇 ピウス2世 や枢機卿 コロンナ (英語版 ) 、ロレンツォ・デ・メディチ のような権力者が調査のパトロン になることもあった。当時のローマの好古は、測量学 や建築学 ・文献学 と結びついた学際的な営為だった。
ウィリアム・キャムデン 。17世紀英国の代表的な好古家。
17世紀 からは、欧米各国で自国に対する好古が盛んになった。例えばフランス やスカンディナヴィア [注釈 3] などで盛んになったが、とりわけイギリス で盛んになり、ウィリアム・キャムデン 、ウィリアム・ダグデール (英語版 ) 、エリアス・アシュモール (英語版 ) (アシュモレアン博物館 の創設者)、ハンス・スローン 、ジョン・オーブリー 、ウィリアム・ステュークリ らが活動した。そのほか、ボイル やニュートン [注釈 4] 、ジョン・ディー 、ライプニッツ も、好古家としての顔を持っていた。
欧米の好古家は、しばしば「好古家協会」(antiquarian society )を設立してネットワークを築いた。1707年 のロンドン好古家協会 の設立を皮切りに、欧米各地で好古家協会が設立された。その多くが現在でも活動している。例えば1812年 創設のアメリカ好古家協会 (英語版 ) は、古書やパンフレット 、逐次刊行物 の膨大な所蔵で現代も知られる[注釈 5] 。
欧米の好古家は、しばしば蒐集品を「驚異の部屋 」に展示し、近代的な博物館 ・博覧会 の先駆けになった。特に17世紀英国の好古家は、修道院解散 による文化財 の散逸を防ぐ役割も担っていた[35] 。また欧米の好古家は、地域史 ・地誌 をしばしば著し、特に英国では多くのカウンティ 史(en )が著された。欧米の好古家の活動は、現代でいう「歴史の補助学 」すなわち「碑文研究 」「印章学 」「紋章学 」「貨幣学 」「系譜学 」「型式学 」「文書形式学 」などと主に重なる。また、聖書 の出来事の年代決定や、石斧 雷石説 (英語版 ) の否定(普遍史#先史時代と人類の起源 )も好古と重なる。
啓蒙時代 に起きた新旧論争 の点から言えば、好古家は大抵「新」の側についた。というのも、大抵の好古家は、現代人が一次資料 を用いて歴史の権威を覆すことを良しとしていたためである。
中国
『宣和博古図録 』
「好古家」「好古趣味」に近い中国 特有の概念として、「文人 」「文人趣味」がある。文人趣味においては、中国の青銅器 ・陶磁器 ・印章 ・怪石 [39] ・古書画 ・文房四宝 (特に硯 )などの古物が蒐集の対象になった。また、好古と重なる学問分野として、金石学 、名物学 (古物の同定 や名称の研究)、儒学 における礼学 がある。
中国の好古は、宋代 および明 清代 に流行した。宋代の主な好古家として、欧陽脩 [41] ・李公麟 [42] ・米芾 [39] ・呂大臨 [43] ・趙希鵠 ・王黼 [45] ・宋の徽宗 [45] がいる。徽宗が王黼らに編纂させた古物図録『宣和博古図録 』は、現代の中国考古学 でも活用されている[46] 。
一方、明清代の好古家として、『格古要論』の著者曹昭 や[47] 、顧炎武 ・閻若璩 をはじめとする清朝考証学者 たちがいる[48] 。また、清の乾隆帝 は中国随一の蒐集家としても知られ、その蒐集品が故宮博物院 の根幹になっている[49] 。乾隆帝は徽宗と同様、古物図録『西清古鑑 (英語版 ) 』を梁詩正 (中国語版 ) らに編纂させており、こちらも現代に活用されている[50] 。そのほか、明清代には書籍の蒐集も盛んになった(Category:中国の蔵書家 )。
宋代の沈括 、明末清初の宋応星 や方以智 といった中国科学史 の主要人物が、古物を科学的に分析することもあった。
日本
日本 の歴史において「好古家」といえば、江戸時代 (特に中期以降)から幕末 ・明治 に活動した一連の人々をさす[12] 。
江戸
『集古十種 』より、宝刀小烏丸
江戸時代の代表的な好古家として、上方 ・古都京都 出身の藤貞幹 (号 好古)や、古物図録『集古十種 』の編纂を主導した松平定信 がまず第一に挙げられる。『集古十種』の編纂には、柴野栗山 ・広瀬蒙斎 ・屋代弘賢 ・谷文晁 ・喜多武清 ら多くの学者・画家が携わった。松平定信はそのほかにも、寺社 の宝物調査や内裏 の再建といった好古的な事業を主導した。
江戸時代の好古家はそのほかにも、水戸光圀 ・新井白石 [55] ・菊岡沾涼 ・青柳種信 ・蒲生君平 ・森島中良 ・河合道臣 ・朽木昌綱 ・高島千春 ・野里梅園 ・西田直養 などが挙げられる。さらにそのほか、本居宣長 ・橋本経亮 [62] ・平田篤胤 ・塙保己一 ・小山田与清 ら国学者 、大田錦城 ・狩谷棭斎 ら清朝考証学 の受容者、瀬名貞雄 ・大久保忠寄 ・大田南畝 ら幕臣 、曲亭馬琴 ・柳亭種彦 ・山東京伝 ら戯作者 が挙げられる。
江戸時代の好古家は、しばしば「会」を結成して古物の見せ合いや議論を行った[64] 。例えば、山崎美成 や上記の屋代弘賢・曲亭馬琴が参加した「耽奇会 」や、司馬江漢 や木村蒹葭堂 が関与した京都の「以文会」[65] [64] がある。また、江戸時代の好古家は「好古図譜」と呼ばれる図録ジャンルや[66] [67] 、「考証随筆 」と呼ばれる随筆 ジャンルを発達させた。考証随筆の例としては、曲亭馬琴『燕石雑志 』、柳亭種彦『還魂紙料 』、山東京伝『骨董集 』、そのほか『燕石十種 』『鼠璞十種 』といった叢書 所収の短篇がある。
江戸時代の好古のトピックは多岐にわたり、古書画・古陶磁・古瓦 ・古墳 [68] ・古銭 ・銅器 ・土器 ・石器 [68] ・化石 ・銅鏡 ・銅鐸 [68] ・埴輪 ・土偶 ・勾玉 ・印章 ・和服 ・和楽器 ・武器 ・稀覯本・古地図・地名 ・名所 [68] ・寺社 ・銘文 ・碑文 ・烏八臼 ・扁額 ・族譜 ・古俗・有職故実 ・年中行事 ・怪談 奇譚・昔話 ・妖怪 [65] [71] ・大津絵 [64] ・粛慎 や蝦夷 などの先住民族 論[55] が扱われた。言うなれば、「古い物なら何でもいい」という勢いだった[64] 。土器は特に、亀ヶ岡遺跡 から出土した「亀ヶ岡物」などが蒐集対象になった。福岡藩 で漢委奴国王印 が発見されると、同藩の亀井南冥 や竹田定良 のほか、藤貞幹や上田秋成 によって研究された。
江戸時代の好古の流行は、同時代の他の流行と重なり合う。例えば、本草学者 の平賀源内 ・田村藍水 ・吉田雀巣庵 ・伊藤圭介 らによる、物産会 ・嘗百社 博物会や図譜 の流行、木内石亭 や木村蒹葭堂による弄石趣味や珍品蒐集全般の流行、谷文晁や皆川淇園 による書画会 の流行、頼山陽 の文人 サロンの流行、『因幡志 』『北越雪譜 』などの地誌学の流行、などと重なり合う。
明治
幕末 ・明治 にも好古は引き続き流行した。幕末明治の代表的な好古家として、蜷川式胤 ・松浦武四郎 ・柏木貨一郎 の三人が挙げられる。お雇い外国人 のエドワード・モース は、彼らを日本の「antiquarian」と呼んで交流した。
幕末明治の好古の流行は、町田久成 ・田中芳男 ・伊藤圭介らによる、近代的な博覧会 ・博物館 の導入運動(大学南校 物産会・湯島聖堂博覧会 ・ウィーン万博 日本館)や、文化財 の保護政策(古器旧物保存方 ・集古館)を後押しした[12] [75] 。大学南校物産会・湯島聖堂博覧会では、上記の蜷川らのほか、榊原芳野 ・横山由清 ・木村正辞 ・黒川真頼 ・神田孝平 ・福羽美静 ・澤宣嘉 ・成島柳北 ・大槻磐渓 ・黒田長溥 (旧福岡藩主)・徳川昭武 (徳川慶喜 の弟)が古物を出品した。
「会」も引き続き結成された。例えば、柏木貨一郎・小シーボルト らが参加した「古物会」や[64] 、坪井正五郎 ・根岸武香 ・清水晴風 ・林若樹 ・山中共古 らが参加した「集古会」がある。そのような背景のもと、坪井正五郎・有坂鉊蔵 ・白井光太郎 の三人組が弥生土器 を発掘したり、多くの好古家がコロポックル論争 に参加したりした[64] 。そのほか、森鷗外 ・小室元長 ・高田十郎 ・蓑虫山人 [81] らが好古家として活動した。
以上のような好古家の活動と併行して、モースやゴーランド が日本に近代的な考古学を導入し、小シーボルト、アーネスト・サトウ 、ジョン・ミルン が、日本で考古学調査を行った。
明治後期からは、アマチュアリズム とプロフェッショナリズム (アカデミズム )の分断により、以上のような好古は次第に下火になった[注釈 6] 。とはいえ昭和 初期には、三村竹清 ・内田魯庵 ・石井研堂 らが、江戸時代の「耽奇会」に倣って「新耽奇会」を結成している[86] 。森銑三 が日本最後の好古家ともいわれる。
言葉の歴史
「antiquarian」
『サル の好古家』(Le Singe Antiquaire , ジャン・シメオン・シャルダン 画, 1726年頃)
『パズル』(The Puzzle , John Bowles画, 1756年) 好古家に対する典型的な揶揄。四人の好古家が碑文 の解読を試みている。しかしながら、そこに書いてあるのはただのトライプ 屋の夫婦のこと。絵画の下には皮肉 を込めた献辞 が、すなわち「オックスフォード 、ケンブリッジ 、イートン 、ウェストミンスター 、そして好古家協会 の諸賢に捧ぐ」という献辞が添えられている。
英語の「antiquarian」「antiquary」という言葉は、21世紀現在では古書店 の看板に掲げられる程度で、日常的には滅多に用いられない。
あるいは、ウォルター・スコット の小説『好古家 (英語版 ) 』や、モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ の怪奇小説集『好古家の怪談集』などの題名で知られる。スコットやジェイムズ自身もまた好古家だった。なおスコットの小説の多くは、明治日本では教養 人の必読書として受容されていた[88] (ただし『好古家』の初訳は2018年)。
かつての欧米では、揶揄的な蔑称 、すなわち「変人 」「ナード 」のような意味合いで用いられることもあった。例えば17世紀の詩人サミュエル・バトラー は、好古家のことを「哲学者まがい」「頭蓋の中に虫が巣くっている」と酷評している。そのほか、トマス・ローランドソン の風刺画 『Death and the Antiquaries 』(『死神と好古家』)や、ジョン・アール (英語版 ) の著書『Microcosmographie』などでも、揶揄的に描かれている。そのような風潮の中で、18世紀の好古家ホレス・ウォルポール は、好古における美学 的観点の必要性を論じた[91] 。
近代的な歴史学 が成立する以前、好古家は「歴史家 」(historian)と明確に異なる存在だった。具体的には、好古家が一次資料 を重視して歴史を扱ったのに対し、歴史家は物語 や教訓を重視して歴史を扱っていた。哲学者フランシス・ベーコン の『学問の進歩 (英語版 ) 』には、そのような両者の関係にかんする記述がある[92] 。両者の関係については、後述のアルナルド・モミリアーノ の研究が詳しい。
ニーチェ の『反時代的考察 』第二篇「生に対する歴史の利害について (ドイツ語版 ) 」では、歴史主義 に対する批判という文脈で、「好古的歴史」(ドイツ語 : antiquarische Historie )が俎上に載せられている。
「好古家」
「好古」(いにしえを好む)という漢語 は、東アジア 全体で古くから使われており、『論語 』述而篇の孔子 の言葉に由来する。呂大臨 は『考古図 (中国語版 ) 』で、「好古は易しいが考古は難しい」と述べている[95] 。
江戸時代の好古家も「好古」を頻繁に使っており[96] 、そのなかで「好古家」[98] または「好古士」「好事家」の三字が使われた。西田直養 は好古について、考証せず蒐集するだけの「玩物喪志」に堕すべきでないと主張した。
明治前期には、新聞の紙面などで日常的に「好古家」が使われていた。しかし21世紀の日本語では、ほぼ死語 になっている。
「antiquarian」を「好古家」と翻訳することは、明治前期に遡る。具体的には、1879年(明治12年)の矢田部良吉 『大森介墟古物編』(モース が同年に著した大森貝塚 の報告書『Shell Mounds of Omori』の翻訳)に遡る[注釈 7] 。なお、同じくモースの『日本その日その日 』では、石川欣一 は「好古者」という訳語をあてている[104] 。
研究史
欧米の好古家は、1950年以降のアルナルド・モミリアーノ による先駆的な研究(Momigliano 1950 やMomigliano 1990 )があったものの、長らくマイナーな研究対象だった。しかし2000年前後のParry 1998 やSweet 2004 、あるいは2007年のロンドン好古家協会 創立300周年を皮切りに、徐々に注目されるようになった。2012年には、インテレクチュアル・ヒストリアン のアンソニー・グラフトン や中国学者 のネイサン・セビン らが参加した、東西の好古家の比較論集が刊行された(Miller & Louis 2012 )。
日本の好古家は、1918年に考古学会 総会で日本考古学の先駆者として顕彰されたり、1930年頃から考古学者の斎藤忠 が研究していたものの、長らくマイナーな研究対象だった。しかし2000年前後から、諸分野の学者に徐々に注目されるようになった。2020年代には、國學院大學博物館 [12] ・国立歴史民俗博物館 [66] などで企画展が開かれている。
主な好古家
脚注
注釈
出典
^ 埼玉県. “県立文書館企画展「古物を伝える―好古家(こうこか)たちの埼玉―」を開催します ”. 埼玉県 . 2022年2月13日 閲覧。
^ 『好古 』 - コトバンク
^ 『好古癖・考古癖 』 - コトバンク
^ a b c d “企画展「古物を守り伝えた人々―好古家たち Antiquarians―」 ”. 國學院大學博物館 . 2020年9月21日 閲覧。
^ a b ロバート・アッカーマン著、小松和彦 監修、玉井暲監訳『評伝J・G・フレイザー その生涯と業績』法蔵館 、2009年。ISBN 9784831872166 。 113f頁。
^ a b 以上のような古代ローマの事情については、以下が詳しい。T.P. Wiseman , Clio's Cosmetics (Bristol: Phoenix Press, 2003, originally published 1979 by Leicester University Press), pp. 15–15, 45 et passim ; and A Companion to Latin Literature , edited by Stephen Harrison (Blackwell, 2005), pp. 37–38, 64, 77, 229, 242–244 et passim .
^ 松田隆美 . “イギリスの地誌 73.ウィリアム・ダグデイル『ウォリックシャーの古事』 ”. web.flet.keio.ac.jp . 2021年7月14日 閲覧。
^ a b Matteini, Michele (2017). “The Story of a Stone: Mi Fu's Ink-Grinding Stone and its Eighteenth-Century Replications” . Arts Asiatiques 72 : 81–96. ISSN 0004-3958 . https://www.jstor.org/stable/44656690 .
^ Ebrey, Patricia Buckley (1999). The Cambridge Illustrated History of China . Cambridge: Cambridge University Press. ISBN 0-521-66991-X , p. 148.
^ Harrist, Robert E. (1995). “The Artist as Antiquarian: Li Gonglin and His Study of Early Chinese Art” . Artibus Asiae 55 (3/4): 237. doi :10.2307/3249751 . https://www.jstor.org/stable/3249751?origin=crossref .
^ Trigger, Bruce G. (2006). A History of Archaeological Thought: Second Edition . New York: Cambridge University Press. ISBN 0-521-84076-7 . p. 74.
^ a b Clunas, Craig . (2004). Superfluous Things: Material Culture and Social Status in Early Modern China . Honolulu: University of Hawaii Press. ISBN 0-8248-2820-8 . p. 95.
^ 『宣和博古図 』 - コトバンク
^ Łakomska, Bogna (2020-02-07). “The Significance of Gegu yaolun 格古要論” (英語). Art of the Orient : 93–113 Pages. doi :10.11588/AO.2019.0.10633 . https://crossasia-journals.ub.uni-heidelberg.de/index.php/ao/article/view/10633 .
^ Trigger, Bruce G. (2006). A History of Archaeological Thought: Second Edition . New York: Cambridge University Press. ISBN 0-521-84076-7 . p. 74.
^ 川村佳男 (2014年). “【1089ブログ】多宝格が象徴する乾隆帝コレクション-収集と「倣古」の意味- ”. www.tnm.jp . 東京国立博物館 . 2020年10月9日 閲覧。
^ 『西清古鑑 』 - コトバンク
^ a b 今村啓爾 . “21世紀の縄文時代研究 ”. umdb.um.u-tokyo.ac.jp . 東京大学総合研究博物館 . 2020年10月9日 閲覧。
^ “第33回慶應義塾図書館貴重書展示会 「蒐められた古-江戸の日本学―」 | ニュースリリース・お知らせ | 丸善雄松堂コーポレートサイト ”. yushodo.maruzen.co.jp . 2021年10月9日 閲覧。
^ a b c d e f 平野恵. “Ouroboros 好古から考古へ —近世から近代へ継承された学問の形態— ”. umdb.um.u-tokyo.ac.jp . 東京大学総合研究博物館 . 2020年9月14日 閲覧。
^ a b “疫病退散!「姫魚図」&ぬりえ公開 | お知らせ ”. 西尾市岩瀬文庫 (2020年5月1日). 2020年9月21日 閲覧。
^ a b “企画展示|展示のご案内|国立歴史民俗博物館 ”. www.rekihaku.ac.jp . 2023年1月11日 閲覧。
^ “「黒川古文化研究所名品展―古墳の考古遺物・江戸の好古図譜―」黒川古文化研究所 ”. 展覧会・博物館・美術館・記念館 . 2023年1月11日 閲覧。
^ a b c d “好古~日本考古学のあけぼの~ | 企画展示 ”. 古書の博物館 西尾市岩瀬文庫 . 2020年9月21日 閲覧。
^ 佐々木聡. “12 白沢之図 ”. 京都産業大学 . 2021年4月24日 閲覧。
^ 木下直之 . “大学南校物産会について 学問のアルケオロジー 東京大学創立百二十周年記念東京大学展 ”. umdb.um.u-tokyo.ac.jp . 東京大学総合研究博物館 . 2020年9月21日 閲覧。
^ 内川隆志. “KAKEN — 研究課題をさがす | 2022 年度 実施状況報告書 (KAKENHI-PROJECT-21K01002) ”. kaken.nii.ac.jp . 人文資料形成史における博物館学的研究 - 根岸有山・武香旧蔵資料の研究と公開 . 2024年5月25日 閲覧。
^ 小出昌洋監修、加賀翠渓編集『新耽奇会図録』吉川弘文館〈続日本随筆大成〉、1998年。ISBN 9784642090841
^ 貝瀬英夫『日本の中のウォルター・スコット―その作品とライフスタイルの受容』朝日出版社、2013年。ISBN 978-4255007106 。
^ Quoted in Martin Myrone, "The Society and Antiquaries and the graphic arts: George Vertue and his legacy", in Pearce 2007, p. 99.
^ Bacon, Francis (2000) [1605]. Kiernan, Michael. ed. The Advancement of Learning . Oxford Francis Bacon. 4 . Oxford: Clarendon Press. p. 66. ISBN 0-19-812348-5
^ 小林宏光『中国版画史論』勉誠出版 、2017年。ISBN 978-4-585-27039-3 。 70頁。
^ “博物館ブログ 板木『好古日録』の世界-江戸時代の考古学 ”. www.nara-u.ac.jp . 奈良大学博物館. 2020年9月22日 閲覧。
^ 鈴木牧之 ・山東京山 (1836年 )『北越雪譜 03 北越雪譜初編』:新字旧仮名 - 青空文庫
^ 大津忠彦 (2010). “外来語「アルケオロジー」再考 : 用語「考古学」発現初期の様相” . 筑紫女学園大学・筑紫女学園大学短期大学部紀要 7 . http://id.nii.ac.jp/1219/00000050/ .
^ 『日本その日その日』:新字新仮名 - 青空文庫
参考文献
日本語
日本語以外
Anderson, Benjamin; Rojas, Felipe, eds. (2017), Antiquarianisms: contact, conflict, comparison , Joukowsky Institute publication, 8 , Oxford: Oxford Books, ISBN 9781785706844
Broadway, Jan (2006), "No Historie So Meete": gentry culture and the development of local history in Elizabethan and early Stuart England , Manchester: Manchester University Press, ISBN 978-0-7190-7294-9
Brown, I. G. (1980), The Hobby-Horsical Antiquary: a Scottish character, 1640–1830 , Edinburgh: National Library of Scotland, ISBN 0-902220-38-1
Fox, Levi , ed. (1956), English Historical Scholarship in the Sixteenth and Seventeenth Centuries , London: Dugdale Society and Oxford University Press
Gransden, Antonia (1980), “Antiquarian Studies in Fifteenth-Century England”, Antiquaries Journal 60 : 75–97, doi :10.1017/S0003581500035988
Kendrick, T. D. (1950), British Antiquity , London: Methuen
Levine, J. M. (1987), Humanism and History: origins of modern English historiography , Ithaca, NY: Cornell University Press, https://archive.org/details/humanismhistoryo00levi
Levine, J. M. (1991), The Battle of the Books: history and literature in the Augustan age , Ithaca, NY: Cornell University Press, ISBN 0801425379 , https://archive.org/details/battleofbookshis00levi
Levine, Philippa (1986), The Amateur and the Professional: antiquarians, historians and archaeologists in Victorian England, 1838–1886 , Cambridge: Cambridge University Press, ISBN 0-521-30635-3 , https://archive.org/details/amateurprofessio0000levi
Mendyk, S. A. E. (1989), "Speculum Britanniae": regional study, antiquarianism and science in Britain to 1700 , Toronto: University of Toronto Press
Miller, Peter N. (2000), Peiresc's Europe: learning and virtue in the seventeenth century , New Haven: Yale University Press, ISBN 0-300-08252-5
Miller, Peter N.; Louis, François, eds. (2012), Antiquarianism and Intellectual Life in Europe and China, 1500-1800 , University of Michigan Press, ISBN 978-0472118182
Miller, Peter N. (2017), History and Its Objects: antiquarianism and material culture since 1500 , Ithaca, NY: Cornell University Press, ISBN 9780801453700
Momigliano, Arnaldo (1950), “Ancient History and the Antiquarian” , Journal of the Warburg and Courtauld Institutes 13 (3/4): 285–315, doi :10.2307/750215 , JSTOR 750215 , https://jstor.org/stable/750215
Momigliano, Arnaldo (1990), “The Rise of Antiquarian Research” , The Classical Foundations of Modern Historiography , Berkeley: University of California Press, pp. 54–79 , ISBN 0520068904 , https://archive.org/details/isbn_9780520078703
Parry, Graham (1995), The Trophies of Time: English antiquarians of the seventeenth century , Oxford: Oxford University Press, ISBN 0198129629
Pearce, Susan, ed. (2007), Visions of Antiquity: The Society of Antiquaries of London 1707–2007 , London: Society of Antiquaries
Piggott, Stuart (1976), Ruins in a Landscape: essays in antiquarianism , Edinburgh: Edinburgh University Press, ISBN 0852243030 , https://archive.org/details/ruinsinlandscape00pigg
Stenhouse, William (2005), Reading Inscriptions and Writing Ancient History: historical scholarship in the late Renaissance , London: Institute of Classical Studies, University of London School of Advanced Study, ISBN 0-900587-98-9
Sweet, Rosemary (2004), Antiquaries: the discovery of the past in eighteenth-century Britain , London: Hambledon & London, ISBN 1-85285-309-3
Vine, Angus (2010), In Defiance of Time: antiquarian writing in early modern England , Oxford: Oxford University Press, ISBN 978-0-19-956619-8
Weiss, Roberto (1988), The Renaissance Discovery of Classical Antiquity (2nd ed.), Oxford: Blackwell, ISBN 9781597403771
Woolf, D. R. (1987), “Erudition and the Idea of History in Renaissance England” , Renaissance Quarterly 40 (1): 11–48, doi :10.2307/2861833 , JSTOR 2861833 , https://jstor.org/stable/2861833
Woolf, Daniel (2003), The Social Circulation of the Past: English historical culture, 1500–1730 , Oxford: Oxford University Press, ISBN 0-19-925778-7
関連項目
諸分野 関連分野 研究方法 考古資料 遺跡の保護と活用
カテゴリ